郡市区等医師会新会長に聞く

　令和５年度に就任された郡市区等医師会新会長より、あいさつ・抱負等を寄稿していただきましたので、紹介いたします。

大阪大学　　木村　正 会長

　この度、樂木宏実先生の後任として大阪大学医師会長を拝命しました木村正と申します。医師会の皆さまには日本産科婦人科学会理事長として様々なご支援をいただき、誠にありがとうございます。
　医師会は唯一の医師職能集団として医療政策策定や行政に大きな影響力を持っています。しかし、若いうちはこの意義がなかなか分かりません。今の世代に分かりやすいように医賠責保険などに加え、医師年金や大学院時代の医師国保などをアピールし、まずは医師会活動を知ってもらうことから始めなければなりません。
　重鎮の先生方には叱られるかもしれませんが、医師会の崇高な理念を知ってもらうためにも、まずは若い人達が入会した際の「お得感」をどのように感じてもらうか、が大事です。この時代、研修機会は大学で十分にあり、他の入会動機が必要です。時代に即した会員勧誘活動を行い、若干減少傾向にある阪大医師会員を少しでも増やしてまいる所存です。