TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ

調査委員会だより No.101

府医ニュース

2023年4月5日 第3032号

調査委員会の調査メールに関するアンケート結果(2/2)
大阪府医師会理事 栗山 隆信

 前回報告(本紙第3029号/3月1日付)の引き続きです。
 ⑥調査メールのアンケートの「回答を途中でやめた・やめようと思ったことが時々・しばしばある」は、診療所長/病院長/勤務医/その他において、それぞれほぼ同率の3~4割でした。その主な理由は、診療所長は「設問数が多すぎて途中で嫌になった(数過多)」と「設問の意味・意図が分かりづらく答えにくい(意味・意図不明)」がほぼ同率(3割強)で、続いて「適切な回答選択肢がなかった(選択肢なし)」「設問の内容が難しく答えにくい(内容難解)」が3割弱でした。病院長は「数過多」が約4割であり、「意味・意図不明」「選択肢なし」が約3割、「内容難解」が3割弱でした。勤務医は「数過多」が約5割と多く、続いて「内容難解」「意味・意図不明」「選択肢なし」は約3割でした。その他では、「内容難解」「数過多」が約3.5割、「意味・意図不明」が3割弱でした。
 前回(1/2)の報告と合わせてまとめると、メールを開かない主な理由は「他のメールが多すぎる」、回答しない主な理由は「忙しい」、途中でやめたくなる主な理由は「設問数が多い」「設問の意味・意図が不明」でした。
 「回答に支障(抵抗)がないと感じる調査の頻度」に関しては、すべてで「3カ月に1回」が最も多く(約3割)、診療所長および病院長では「毎月でも可」が続きました。勤務医は「6カ月に1回」「2カ月に1回」が続き、その他では「2カ月に1回」が続きました。
 「回答に負担感(疲労感)がないと感じる設問数」に関しては、すべてで「10問程度」が最も多く(6~7割)、診療所長では「5問以内」「15問程度」が続き、病院長は「15問程度」、勤務医は「5問以内」、その他では「15問程度」が続きました。
 「回答に負担感(疲労感)がないと感じる所要時間」に関しては、すべてで「5分程度」が最も多く(4~5割)、診療所長および勤務医では「5分以内」、病院長とその他では「10分程度」が続きました。
 今回の結果から回答率を上げるために、今後、頻度は3カ月に1~2回、設問数は10問程度、回答時間は5分程度、分かりやすい・答えやすい内容のアンケートを実施したく存じます。会員の意見を会務や施策に反映させるためには、より多くの回答数が必要です。どうぞよろしくお願いします。