
TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ
TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ
府医ニュース
2020年2月5日 第2918号
富田林医師会・歯科医師会・薬剤師会および同市は令和元年11月23日、第10回「とんだばやし健康市民フォーラム」を同市内のすばるホールで開催。市民ら約350人が参加した。
会場では、各団体が健康に関する催しを企画。医師会は血糖・血圧測定、ロコモ度テスト、もの忘れ健診などを実施し、多くの参加者がブースに詰めかけた。また、健康づくりにつながる地域の活動PRとして、宮田重樹・富田林医師会長が産官学医連携事業「あすラクからだ教室」を紹介。健康にいきいきと暮らしていくためには、「ロコモの段階で手を打つことが何より大事」だとして、ロコトレ活動への参加を啓発した。
午後は、ソウル・バルセロナ五輪メダリストの池谷幸雄氏によるトークライブ「体と心の健康コミュニケーション」が行われた。池谷氏はオリンピック選手時代の経験談を交え、体調管理には適切な食事・睡眠・運動が重要であると力説。また、壇上で倒立を披露し、会場内に拍手が沸き起こった。その後、親子で協力して行う体操を実演し、コミュニケーションを取って運動に取り組んでほしいと語った。
トークライブの後は、宮田会長のほか、同医師会から森口英世氏、歯科医師会から宋連玉氏、薬剤師会から大橋甲三郎氏をパネリストに迎え、市民参加型パネルディスカッション「世代を越えた 運動と健康」を実施。スポーツによる健康寿命の延伸効果や運動を行う際の注意点などを話題に挙げ、各氏からアドバイスが送られた。
閉会あいさつを行った宮田会長は、令和の時代は「可能な限り元気に動く」を意識して、いつまでも達者な身体で過ごしてほしいと結んだ。