
TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ
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将棋部だより
府医ニュース
2019年4月24日 第2890号
3月24日に今年2回目の例会を、大阪市中央区谷町の大阪府社会福祉会館で開催した。気温が低かったが、桜の開花が近づいていた。「ひと時の幸分かつがに人びとの佇むゆふべ町に花降る」と皇后様はお詠みになられた。そのような光景が、もうすぐ見られそうだった。
参加者は7人だった。伊藤五段(野崎徳洲会病院/大東市)は、正統的で落ち着いた手を指し続け、優位を徐々に拡大していって、相手を圧倒した。危なげのない勝ち方だった。そして平成最後の定例会で、見事に全勝優勝をとげた。伊藤五段とは対照的に、手島七段(和泉市)は隙があって危険な手をしばしば指した。そしてほとんどいつも非勢に陥った。そこで辛抱して綱渡りのような受けを続けるうちに相手が誤り、拾い勝ちとの印象を受ける勝ち方を繰り返した。結果として全勝し、規定により2位になった。3位は2勝2敗の青谷三段(高槻市)だった。他の参加者は、松村六段(池田病院/東大阪市)、東森五段(平野区)、濱田五段(東住吉区)、柿原三段(堺市)だった。この日は長手数となる熱戦が多かったので、終了時刻が通常よりも1時間遅れた。全員が力いっぱい戦った上に、他の人達の対局を楽しく観戦した。
「贈られしひまはりの種は生え揃ひ葉を広げゆく初夏の光に」と天皇陛下はお詠みになられた。平和と国民の幸せを願われるお気持ちが、そのまま表現されて、美しい調べの御歌になった。我々はこの国で、平和に感謝しながら、将棋を楽しむ。そして修行することに喜びを感じながら、暮らすのである。
入部をお望みの方は、いずみがおかメンタルクリニックの手島(電話0725―56―2727)までご連絡ください。
報告
手島愛雄(和泉市)