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府医ニュース
2018年12月26日 第2878号
大阪皮膚科医会(磯ノ上正明会長)は11月11日午後、大阪市内で「皮膚の日講演会」を開催。市民ら約200人が聴講した。
平成元年、日本臨床皮膚科医会は11月12日を「いいひふ」の語呂合わせで、「皮膚の日」と制定。大阪皮膚科医会でも例年、この日に因んで市民へ啓発イベントを開催している。冒頭、磯ノ上会長は、皮膚疾患に対する正しい知識を身に付けてほしいとあいさつ。本講演会が皮膚の大切さを考えるきっかけになればと期待を寄せた。
引き続き、小澤健太郎氏(国立病院機構大阪医療センター皮膚科長)が、「そのできものは大丈夫?――皮膚のがんと良性腫瘍について」と題して講演。皮膚腫瘍の種類や診断方法、治療法などを解説した。次いで、東禹彦氏(東皮フ科医院長)が、「たかが爪、されど爪――QOLを低下させる爪の病気の数々」として、代表的な爪白癬や陥入爪などを説示した。その中で、「患者自身が原因を作っている病気も少なくない」と指摘。正しい爪の切り方や靴の選び方などにも助言を加えた。