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医師・医療関係者のみなさまへ

大阪府訪問看護ステーション協会総会

府医ニュース

2018年7月25日 第2863号

新会長に立石氏 榮木氏は勇退

 大阪府訪問看護ステーション協会は6月30日午後、大阪府看護協会ナーシングアート大阪において、定時総会を開催。任期満了に伴う役員改選では、榮木教子氏が勇退。新会長には立石容子氏が選任された。
 冒頭のあいさつで榮木氏(前会長)は、大阪北部で発生した地震に言及。近い将来に予想される大震災に備え、今回の経験を必ず生かせるよう、今後も取り組みを進めたいとした。また、地域包括ケアシステムの構築に向けた人材育成やICTの推進など、各分野で成果が出つつあると報告。各事業所や訪問看護師が積極的に活動するための「支援」が協会の役割であるとした。一方で、大阪府の医療計画に、2025年までに訪問看護師3千人の増員が目標として掲げられていると紹介。各ステーションが競争するのではなく、共存して訪問看護を推進できるよう、地域のニーズを捉えて進む必要があるとして、更なる理解と協力を求めた。
 議事では、29年度事業報告・決算報告、定款変更が承認された。また、役員改選が行われ、立石氏が新会長に就任。加えて、30年度入会状況・事業計画・収支予算が報告された。新役員紹介に続いて、立石新会長が就任あいさつを行ったほか、退任役員を紹介した榮木氏が、これまでの協力に改めて感謝の意を述べると、会場からは大きな拍手が送られた。

迫井・厚労省保険局医療課長が講演

 記念講演では、迫井正深・厚生労働省保険局医療課長が登壇。「平成30年度診療報酬改定と訪問看護」と題して、日本における人口構成や疾病構造の変化を説明した上で、診療報酬改定について詳しく解説した。