
TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ
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府医ニュース
2018年3月28日 第2851号
池田市医師会(多田勇介会長)は3月3日夕刻、大阪市内のホテルで70周年記念式典・祝賀会を開催。会員・家族ら約170人がともに祝った。
冒頭、多田会長があいさつ。同市医師会は豊能町・能勢町を含むため医療圏が広範であり、医療アクセスの確保と、高い高齢化率が示すように高齢者対策が課題と指摘。行政と協力し、在宅医療および看取りの推進、検診・健診事業の一層の充実に取り組むと述べた。そして、「若い執行部を支えてほしい」と要請。会員と一致団結して医師会を更に発展させたいと誓った。
倉田薫・池田市長、茂松茂人・大阪府医師会長の祝辞があり、永年会員・歴代会長を表彰。多田会長より感謝状・表彰状が手交され井上幹人・前同市医師会長が謝辞を述べた。
引き続き、同市医師会監事で日本医師会副会長・府医理事を務める松原謙二氏が、「国民皆保険制度」について講演を行った。まず、世界の医療制度と比して我が国は「医師が患者のため自由に診療できる」と強調。この背景には先達が守ってきた国民皆保険制度があり、今後も堅持する必要性を改めて訴えた。そのほか、▽人生の最終段階における医療▽オンライン診療▽医師の働き方改革▽新専門医制度――などの見解を提示。日医でも十分に検討する一方、「国民も交えた議論が必要」とした。その後、北村憲也・同市医師会監事の乾杯で祝賀会が開宴。和やかな雰囲気で懇親が続いた。