TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ

西成区医師会創立70周年記念式典

府医ニュース

2018年3月28日 第2851号

新たな歴史を築く第一歩へ

 西成区医師会(北野喜彦会長)が創立70周年を迎え、2月24日夕刻、大阪市内のホテルにおいて、来賓、関係者約110人を迎え盛大に記念式典および祝賀会を開催した。
 二木理人・同区医師会副会長の開会宣言に続き式辞を述べた北野会長は、歴代会長、役職員や会員に謝意を示し、70周年を機に新たな歴史を築いていきたいと抱負を語った。そして、三師会や行政、関係団体と更に協働していくと言及。65歳人口が全体の4割を占める地域で、住民が安心、安全に暮らしていける町づくりに貢献するためにも、会員が安定して医療提供できるよう支援に努めると述べた。続いて、出席者一同で物故者に対して黙祷を捧げた後、来賓のひとりとして加納康至・大阪府医師会副会長が茂松茂人・府医会長の祝辞を代読した。
 功労会員、勤続従業員の表彰では、功労会員を代表して山本眞理子氏、隅本勉氏、森本清一氏、南克昌氏と、勤続従業員代表の2名が北野会長から表彰を受け、南氏が謝辞を述べた。
 山本時彦副会長のあいさつで開宴した祝賀会は、アルトサックスプレーヤーとして活躍する纐纈(こうけつ)歩美氏が自身のカルテットを率いて艶やかなナンバーを奏で、赤木利彰副会長の閉会の辞まで歓談が続いた。
 式典に先立ち開催された記念講演では、山本啓雅・大阪市立大学大学院医学研究科救命医学准教授が、「大規模災害に対して地域の医療機関がなすべき事、その準備」と題し、災害医療に向けた体制づくりや訓練の具体的な内容を紹介。医師会員には区レベルで病院や避難所・救護所で活動できるよう備えてもらいたいと述べた。