
TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ

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府医ニュース
2018年2月7日 第2846号
大阪市城東区医師会(有賀秀治会長)は平成29年11月16日、「認知症があっても住み慣れた我が家、この街で過ごすために」をテーマに、認知症予防講演会〝みんなの認知症予防〟を地域包括支援センター・城東区介護支援事業者連絡会と共同で実施、区民約400人が参加した。開会のあいさつで有賀会長は、メタボリック症候群の予防や生活習慣病のコントロールが認知症予防に役立つとした上で、城東区として医療、介護、行政が連携して、認知症の早期発見、診断、治療、支援に取り組んでいることを紹介した。
第1部では、当区医師会員で認知症サポート医の高田淳氏が講演。認知症の基礎的な解説に続いて、▽気付きのポイント▽認知症を疑った時の適切な対応▽認知症の人に対する適切な対応――について解説した。また、認知症の予防には、バランスの良い食事や定期的な運動、人との楽しいコミュニケーションが必要であると述べた。最後に、認知症は加齢に伴うありふれた病気であるが、早期からの適切な支援で安定した生活を送れること、生活習慣の改善に加え、生きがいを持ち続けることが予防に大切で、認知症を疑った時には早めに相談することが重要と述べ、「相談に対しては医療、介護が連携し、適切な診断と支援につないでいくこと」を強調し、講演を締めくくった。
第2部では、認知症予防ゲーム教室を通して認知症になっても葛藤なく暮らせる地域づくりに取り組んでおられる高林実結樹氏(NPO法人認知症予防ネット理事長)が、「みんなの認知症予防ゲーム」と認知症予防教室を紹介した。
認知症予防ゲームは、すべての市民が楽しく参加でき、認知症を持ちながら暮らしやすい社会を構築する基盤となり得ること、そして認知症予防対策であると同時に、介護者や、気力が衰えた人、ストレスのある人みんなに活力を与えるものであると述べた。後半では、リズムに合わせて指や腕を使った認知症予防ゲームの一端を紹介しながら、会場の全員とゲームを行い、大きな笑いと歓声で盛り上がった。
報告・写真提供
城東区医師会