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医師・医療関係者のみなさまへ

郡市区等医師会 創立記念行事

天王寺区医師会創立70周年

府医ニュース

2017年12月27日 第2842号

多様な支援の担い手を目指す

 大阪市天王寺区医師会(伊原義博会長)が創立70周年を迎え、12月2日夕刻、大阪市内のホテルで記念式典・祝宴を開催した。当日は、行政、歯科医師会、薬剤師会、府議会議員・市会議員などの来賓を招き、会員、家族、関係者らがともに祝った。
 開式にあたり、式辞を述べた伊原会長は、診療報酬・介護報酬同時改定、予定されている消費税増税など、医療や介護を取り巻く厳しい環境の中、日本医師会、大阪府医師会の下に会員一同の力を結集していくと述べた。また、世情に寄り添う形で子育て支援策にのみ重点が置かれ、医療をはじめとする諸施策が後退することは断固阻止しなければならないと力説した。一方、府内の文教地区とされる天王寺区はマンションの建設が相次ぎ、若年人口の増加により、多様な支援が求められることになると見通し、医師会はその中心的役割を担っていくと述べた。
 当日、出席がかなわなかった茂松茂人・府医会長からの祝辞に続き、50年以上在籍した永年会員7人の表彰があり、96歳の速水一司氏が代表して表彰を受け、謝辞を述べた。
 片岸達夫副会長のあいさつで開会した祝宴では、塘二郎裁定委員の発声による乾杯の後、原之村誠子氏がショパンのノクターンはじめ数曲を奏でた。そして、サプライズとして光輝く衣装に身を包んだ出馬晋二理事が登場し、原之村氏の伴奏で情感込めた歌を披露。また、有志4人が持参した各地の「地酒」も振る舞われ、会場の一同が酔いしれた。