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医師・医療関係者のみなさまへ

郡市区等医師会 創立記念行事

中央区南医師会創立70周年

府医ニュース

2017年12月27日 第2842号

地域住民とともに祝う

 大阪市中央区南医師会(安田光隆会長)は創立70周年を記念し、11月25日、大阪市立中央会館において、会員、家族、来賓に加え、地域住民を招いて式典および講演会を開催した。
 開会にあたり式辞を述べた安田会長は、先輩役員から引き継ぐ「利他の精神」のエピソードを披露。住み慣れた家で最期まで看取るには、本人、家族の覚悟がないと難しいが、今後も医療、介護、行政など多職種が協働してこの精神で臨んでいくと強調した。
 来賓として祝辞を述べた茂松茂人・大阪府医師会長は多職種と協働し、国民が安心して暮らし続けることができる社会の実現に向け活動していくと述べた。
 引き続き、大島久明・同医師会顧問が「南医師会のあゆみ」と題して講演を行った。医師会が主導した結核検診やヘルス健診、学童の心臓検診など、住民の健康を守るため積極的に取り組んできた活動を紹介し、かかりつけ医が取り組む在宅医療、看取りの重要性を示した。
 特別講演は松田晋哉・産業医科大学公衆衛生学教授が「超高齢社会と地域医療のこれから」と題し、超高齢社会から多死社会を迎える日本の近未来を解説。「最期までの5年間をいかに過ごすかが課題」と述べ、若年層からの医療・介護職の確保、高齢者に対する様々なレベルでの予防が重要とした。また、在宅診療所、後方支援病院、そして、かかりつけ医の存在が不可欠と指摘。商店街をベースとした大阪版地域包括システムの構築を目指してほしいと語った。