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医師・医療関係者のみなさまへ

バリアフリー・慢性期医療展・看護未来展2017

府医ニュース

2017年5月3日 第2819号

地域包括ケアの深化に期待

 バリアフリー・慢性期医療展・看護未来展2017が4月20日から22日の3日間、インテックス大阪(住之江区)で開かれた。20日に行われた開会式では、茂松茂人・大阪府医師会長が祝辞を述べた(中尾正俊・府医副会長代読)。
 バリアフリー展は「高齢者・障害者の快適な生活を提案する総合福祉展」として開催。近年は、同展とあわせて「慢性期医療展」「看護未来展」を実施。医療・看護・介護・福祉が一体となった総合展へと発展を遂げ、期間中に延べ約9万1千人が訪れた。
 初日の開会式では、茂松会長に代わり、中尾副会長が来賓として登壇。主催者のあいさつに続き、祝辞を披露した。まず、主催団体の情熱に敬意を表し、都市部で高齢者が急増する2025年を見越して地域包括ケアの構築が進む中、「府民が住み慣れた地域で、自分らしい暮らしが続けられるよう尽力する」との府医の姿勢を提示。更に、「安心して受けられる医療・介護こそが幸福につながる」ことを強調し、本イベントが将来の医療・介護環境の進展に結び付くことを期待していると述べた。
 会期中は多数の企業や団体が、最新の医療・介護に関する機器や製品などを紹介。高齢者や障害者の視点に立ったきめ細やかな工夫に、来場者からは感嘆の声が上がっていた。また、様々な講演やセミナーをはじめ、体験コーナーなども充実しており、会場は連日、大いに賑わった。