
TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ
TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ
本日休診
府医ニュース
2017年4月26日 第2818号
医師になってからずっと電車通勤です。
勤務医の頃は片道1時間40分ほどかかりましたが、郊外への通勤だったのでいつも座れて、車窓の田園風景を眺めたり、読書したりしていました。
開業医になってからは、何度か乗り換えて合計片道約1時間、行きも帰りも満員でほぼ座れません。この立ちっ放し通勤のおかげで運動不足な私の体重増加が辛うじて抑制されているものと思われますが、この頃はさすがに特に帰りはしんどくなってきました。
いつのまにか通勤電車に乗っているのは大部分が私より年下となりました。最近は、ひとつ空いた席を私ともうひとりが目指した時、相手の方が若いと譲ってくれます。若い外国人観光客が立って席を譲ってくれたこともあります。
逆に自分が座れた時、前に立っている人が自分より年上か年下か判別がつかないと席を譲るべきかどうか悩みます。妊婦さんか「ふくよかな人」か分からず悩んだこともあります。
昔の通勤風景との大きな違いは、今はスマホを見ている人が多いことです。ざっと見たところ7割ぐらいが見ています。また、通勤電車にも外国人観光客の姿が多くなりました。
驚くのは、たまに夜11時台に乗っても、忘年会シーズンでも金曜日でもないのにやはり満員で座れないことです。アルコールが入っているようにも見えず、夜遅くまで働いている人が多いものと思われます。働き方改革の行方はどうなるのでしょう。
ゴールが決まっていない開業医、まだ当分立ちっ放し通勤に耐えられるよう、健康に留意したいと思います。(瞳)