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将棋部だより
府医ニュース
2017年4月26日 第2818号
3月26日に今年2回目の例会を、関西将棋会館5階の和室で開催した。レンギョウ、ミモザ、サンシュユが雨に濡れながら、鮮やかな黄色の花を沢山咲かせていた。
参加者は7人だった。山中幹基五段(福島区)と準会員五段が初めて参加した。同好の士が増えて、嬉しかった。
将棋には、定跡という序盤の戦術と駒組みに関する知識が必要である。しかし中盤になり、戦いが始まってからは、対局者自身が考えて、最善と思われる手を選ばなければならない。その選択を行うにあたって、重要な役割を果たすのが感性である。無理がなく自然だと感じられる手が、多くの場合において最善なのである。どんな局面になろうとも適切に働く感性を養うために、我々は修行をするのである。
今回2人の3勝1敗者のうち、規定により東森五段(平野区)が優勝で、準会員七段が2位になった。3人の2勝2敗者のうち、初参加の準会員五段が3位になった。他の参加者は手島七段(和泉市)、伊藤五段(徳洲会野崎病院/大東市)、柿原三段(堺市)だった。
「王将」を作曲した船村徹氏が2月16日に亡くなった。船村メロディーには良い曲が多い。星野哲郎作詞の「風雪ながれ旅」もそのひとつである。楽器が無ければ他の物を代用して演奏するという歌詞を、口ずさむたびに胸が熱くなる。我々は忙しくても将棋の修行を怠らない。盤駒が無ければ脳裏に局面を思い浮かべ、歩きながらでも考える。「人間一生まことにわづかの間なり。好いた事をするべきなり」と「葉隠」にある。我々はこれからも将棋と共に生きてゆきたい。
入部をお望みの方は、いずみがおかメンタルクリニック(電話0725―56―2727)の手島までご連絡ください。
報告 手島 愛雄(和泉市)