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府医ニュース

2016年11月30日 第2803号

◆SF作家アーサー・C・クラークが定義した三法則のひとつに「充分に発達した科学技術は魔法と見分けが付かない」とある。産業革命に始まった科学技術の発展は、今なお魔法のように新たな分野を生みながら現在進行形である。
◆そして時代は今、第4次産業革命に入り、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)によって、更に産業構造が大きく変遷しようとしている。IoTによりリアルタイムで収集されたビッグデータをAIで解析して最適化し、イノベーションを創出するというものだ。国もAIを次世代の成長戦略の主力としている。
◆医療用AIでは、世界中の膨大な研究論分と患者情報をAIに学習させ診断治療を提案する診療支援システムの開発が進んでおり、既に実践でも応用されている。
◆国はこのAIを使った診療を平成32年度から診療報酬に反映させる方向で検討に入った。いずれ医療機関へのAI診療支援システムの導入も必然であろう。そんな時、医師がAIの魔法にかかってしまわないか、今から心配だ。(誠)