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府医ニュース

2016年3月2日 第2777号

◆キャリーバッグによる事故が増えているという。かつて手荷物はボストンバッグやショルダーバッグだった。空港でキャリーバッグを引いて移動するスチュワーデス達が先進的で眩く映ったものだ。
◆近年キャリーバッグを引いて闊歩するビジネスマンやビジネスウーマンが増えている。かなり前のことだが、颯爽と追い越していった女性のキャリーバッグが私のボストンバッグを引っかけていった。本人は知らん顔でどんどん先へ歩いて行く。おいおい。
◆キャスターが突起を乗り越えた程度にしか感じなかったのだろうが、「足に引っかかったら怪我するやろー」と思った。そこのけ風に感じたこともあってキャリーバッグ派が嫌いになった。しかし、である。やむなく使用せざるを得なくなっての感想は、コロコロ引いて歩くこと、なんと楽なことか。降参だ!
◆だが、軽快であるが故に行動のスピードが上がり、高齢者とのズレを生じ、事故が発生する。自分とバッグが同体であることを自覚して行動すればトラブルは減少するはずだ。(禾)