
TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ
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医師・医療関係者のみなさまへ
新春のごあいさつ
府医ニュース
2015年1月7日 第2735号
皆様、新年おめでとうございます。伯井俊明・大阪府医師会長のもとで副会長と勤務医部会長を務めさせていただいております、大阪大学心臓血管外科の澤芳樹でございます。伯井・府医執行部では、地域連携や国際貢献、先進医療・高度医療を推進する大学医師の立場から、少しでもお役に立つようにと思っております。府医執行部に参画してから早いもので5年目を迎え、医師会の先生方との連携や勤務医部会の発展、研修医のリクルート等に少しでも貢献したいと願っています。
私自身は大学の仕事も年々多忙を極め、学内の心臓血管外科教授職や京都大学の特任教授職、大阪大学大学院医学系研究科副研究科長、医学部附属病院未来医療開発部長、国際医療センターやハートセンター、医工情報融合研究教育(MEI)センター等3つのセンター長、また国の仕事としまして厚生労働省の再生医療委員、13の学会理事、3つの英文誌の編集委員長等の役職をこなしており、医師会ではほとんどお役に立てていない状況で、大変心苦しく思っております。
そういう面から、逆に私がお役に立てることは学術的な業務や、勤務医部会の発展、研修医への対応であると考えます。各医師会での講演や生涯教育等でも貢献できればと思っております。また、昨年12月4日には、在阪5大学医師会および2行政医師会役員と府医執行部との懇談会が開催されました。両者の間で総合診療専門医等の専門医制度、研修医に関する各大学の取り組みや課題など意見交換と情報共有が図られ、大変有意義でした。このように、大学人として、勤務医として、大学の活動を医師会の先生方に知っていただくことは大変重要で、今後もコミュニケーションを大切にさせていただきたいと思っております。
もとより大学の医師や研究者も医師会員の医師も、国民により良い医療を提供し、国民のヘルスケアを充実させようとするミッションは同じであります。臓器移植やiPS細胞などにより医療の新たなイノベーションが期待される中、医師会の先生方とより連携を深めて相互理解が進むように、また研修医や専門医も含めて大学所属の医師会員が増えるように、そのつなぎ役として今年一年頑張りますので、ご理解ご支援の程、よろしくお願いいたします。