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医師・医療関係者のみなさまへ

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府医ニュース
2026年10月28日 第3160号
布施医師会(川口俊会長)は8月22日午後、同医師会館で講演会を開催。同医師会員ら22人が参加した。
山本年済・同医師会ICT担当理事が司会と座長を務め、川口・同医師会長は開会あいさつで、プログラム医療機器の臨床活用に期待を寄せた。
次いで、武田朱公氏(大阪大学大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学寄附講座准教授)が、「神経心理検査用プログラム『ミレボⓇ』開発の経緯と適正使用」について講演した。
令和7年1月に保険適用されたアイトラッキング式の認知症スクリーニング検査「ミレボⓇ」は、端末上で、①質問・回答(タスク)を表示②タスク映像を見つめる被験者の視線の動きを連続記録③視線データのスコア化――を3分程度で完結するプログラム医療機器で、「被験者がどこを見ているか」を測定して認知機能をスコア化するアプリ。タスクの面白さから患者にも好評で、オフライン環境で使えるため、在宅医療や僻地医療などの現場での活用も期待されている。
武田氏は、認知症の早期診断の重要性に触れつつ、スクリーニング検査の実施件数がいまだ十分ではなく、より早く専門外来につなげることが大切だと指摘。一方で、認知症の診断は問診や検査スコアと生活障害の有無の評価により総合的に行うが、既存の検査は時間がかかり、検査者のスキルに左右されやすく、患者の尊厳を傷付ける場合も多いとした。「ミレボⓇ」は、これらの課題解決を目的に開発されており、▽クリニックの通院患者で認知機能の低下が疑われる▽高度の難聴や易怒性により問診式の検査実施が難しい――症例に有用で、高度な視力障害やタブレット端末の前で3分間程度の座位を保てない場合は、従来の検査による評価を検討するようアドバイスした。
閉会あいさつで川邉正和・同医師会副会長は、みんなで楽しく使えるICTツールは普及しやすいと語り、「住んでいて良かった東大阪」を目指して、さらなる地域医療の充実を図っていきたいと力を込めた。