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医師・医療関係者のみなさまへ

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府医ニュース
2026年10月7日 第3158号
大阪府医師会は7月11日午後、令和8年度健康スポーツ医学再研修会を府医会館とウェブのハイブリッド形式で開催。日本医師会認定健康スポーツ医など約240人が参加した。
冒頭、前川たかし理事があいさつ(横山久代・府医健康スポーツ医学委員会委員が代読)。健康寿命の延伸のため、健康づくりや介護予防に向けた日常的な身体活動や運動が大切であり、健康スポーツ医が果たす役割は非常に大きいと強調。本研修会が健康スポーツ医としての活動の一助になればと期待を寄せた。
はじめに、玉井孝司氏(大阪公立大学大学院医学研究科整形外科講師)が、「動いて守る健康寿命! 寝たきりを予防するための大阪公立大学と大阪府市の取り組み」と題して講演した。玉井氏は、介護が必要となる原因の約4割が、骨折や関節疾患など運動器疾患により自立移動の困難な状態と言明。さらに、大阪府は全国で最も要介護認定者の割合が多いと示し、大阪公立大学が大阪府・市とともに、府民の健康寿命の延伸や要介護・要支援状態の回避につながる施策を共創することを目的とした「WHERETO project――Wellbeingなまち、大阪づくり」を紹介した。
次に、「生活習慣病予防の疫学研究――身体活動」について、佐藤恭子氏(大阪公立大学大学院医学研究科産業医学准教授)が登壇。疫学研究によるデータを基に、▽糖尿病▽高血圧▽冠動脈疾患▽脳梗塞・心血管疾患▽がん――などの発症と身体活動の関係を紐解いた。その上で、生活習慣病の予防には、低強度の身体活動でも効果が認められるとし、歩行の活動量の増加や早歩きを心がけることが肝要とまとめた。
最後に、傍島聰氏(そばじまクリニック理事長)が、「肉離れ(筋損傷)――急性外傷と慢性負荷の接点」として、スポーツ現場から日常診療における肉離れの病態や保存治療、有効なリハビリテーション、再発予防などを解説。肉離れは、〝筋膜の単純な断裂〟ではなく、羽状筋の構造を理解し、伸張性負荷がかかった腱膜あるいはMTJ(筋線維と腱の接合部)の損傷として考えるよう促した。また、診断のポイントとして、MRI撮影前に「損傷直後に動けたか」「いつ・どの動作が原因か」などの問診と臨床所見から損傷個所を推測することが重要と指摘。MRI分類とJISS分類について説示するとともに、復帰に向けたプロセスを詳述した。