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医師・医療関係者のみなさまへ

本日休診

戦い?すんで、日は暮れず

府医ニュース

2026年9月30日 第3157号

 このたび、開院以来満30年となった大阪市内の私が院長である診療所を閉院することにしました。今後は、夫が院長である他市の診療所で働きます。
 30年前、開院した時には、閉院する日のことなど、考えもしませんでした。診療に加え、学校医、産業医、休日診療所の出務、介護認定審査員、医師会活動など様々なことを必死になってやってきましたが、終わってしまえばあっけない気もします。
 30年、順風満帆ばかりとは言えませんでしたが、大阪市で院長としてやってきたからこそ、様々な経験をさせてもらい、様々な人に出会えたと感謝しています。
 患者さんの転医先への診療情報提供書を書きながら、10年、20年、30年と通い続けてくれていたことに改めて気付きました。診察券番号1番、開院した日に最初に入ってきた患者さんからは「(閉院の日までに)行きたいのですが、足腰が弱って行けません」と電話をいただきました。
 物を捨てられない性質のため、片付けていると様々な物(主に書類)が出てきますが、「あんなこと、こんなことがあったな」と感慨に耽っていると進まないので、感慨は封印するようにしています。自分の意志ではなく、健康問題などで突然閉院となることは避けたいと思っていたので、自分で片付けや諸手続きができて良かったです。
 自分がこれから何をしたいかと考えた時、やはり患者さんを診ることは続けたいと思いました。大阪市での30年が戦いだったかどうかは分かりませんが、
「戦いすんで、日は暮れず」の心境です。(瞳)