TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ

大阪府眼科医会主催 第19回「目の健康講座」

府医ニュース

2026年9月16日 第3156号

失明につながる眼底疾患

 大阪府眼科医会(佐堀彰彦会長)は7月4日午後、大阪市内で第19回「目の健康講座」を開催。「失明につながる眼底疾患」をテーマに実施され、府民約330人が参集した。

 開会あいさつで佐堀・大阪府眼科医会長は、府内約1350人の眼科医が同医会に所属し、府民の目の健康を守るため様々な活動を展開していると紹介。人は情報の8割を目から得ていると言われるほど目は大切な器官であると語り、本健康講座を通して眼疾患への理解を深めてほしいと期待を寄せた。
 引き続き、前野貴俊氏(大阪大学大学院医学系研究科視覚先端医学寄附講座教授)が、「眼底検査を受けたことがありますか?」と題して講演した。まず、目の構造や眼底検査の方法・注意点などを説示。▽飛蚊症▽光視症▽変視症▽中心暗点▽視野異常――などの症状がある場合に眼底検査を行うと述べ、それらの症状を引き起こす原因疾患を特定することの重要性を伝えた。また、眼底検査で発見できる病気の中でも、①網膜剥離②糖尿病性網膜症③加齢黄斑変性――は失明につながる病気として注意を促すとともに、それぞれの病気について解説を加えた。最後に前野氏は、糖尿病の合併症として網膜の血管がダメージを受け、気付かないまま症状が進行していくと指摘。糖尿病のある人は、自覚症状がなくても半年に1回は眼底検査を受けるよう呼びかけた。
 講演後にはパネルディスカッションが行われ、前野氏に加え、丸山耕一・同医会理事と城信雄・同医会理事が登壇。参加者から寄せられた質問に専門医の立場からアドバイスを送った。