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医師・医療関係者のみなさまへ

郡市区等医師会新会長に聞く(4)

府医ニュース

2026年9月2日 第3155号

 令和8年度に就任された郡市区等医師会新会長より、あいさつ・抱負等を寄稿していただきましたので、紹介いたします(順不同)。

北区医師会 太田 祥彦 会長

 令和8年6月より大阪市北区医師会長を拝命した太田祥彦です。これまでの歴代の会長先生が築き上げてきた現在の当医師会の運営スタイルを壊すことなく、しかしながら時代に即した形で調整しながら運営してまいりたいと考えております。
 大阪市北区は今も人口が増えております。乳幼児に対する健診から認知症を含む高齢者の皆さんへの在宅医療などについても北区役所をはじめとする行政の皆さんとも協力しあってより良いものにしていかねばなりません。
 昨年、当医師会が代表で運営しておりました訪問看護ステーションを閉じました。それまではステーション中心に在宅医療を形作ってまいりましたが、今後は北区在宅医療・介護連携相談室や北区在宅連携拠点を中心に病診連携、退院支援そして在宅移行などもサポートしていく立場で活動していく必要があります。それにつきましても会員各位、事務局職員、理事会できめ細やかに対応してまいりたいと考えております。
 また、この2年は大阪市医師会連合会についても担当させていただくことになりました。外来医師過多区域問題、副首都構想など大きなうねりが感じられるここ大阪市でございますが、それにつきましても市内25地区の会長先生、大阪府医師会長をはじめとする府医執行部、事務局の皆様方のご協力を仰ぎながら対応してまいりたいと考えます。新米会長でございますが、ご協力のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

松原市医師会 岡田 安司 会長

 この度、木下裕介前会長の後を引き継ぎ、令和8年4月4日の臨時総会を経て松原市医師会長に就任しました岡田安司と申します。平成12年4月に松原市医師会理事に就任し、長きにわたり医師会活動に従事してきました。また、眼科医として15年6月より現在も支払基金の審査員を務めています。
 松原市医師会は地域ケア会議、地域医療介護連携推進委員会を開催しており、当医師会、行政、関連団体と連携の上、積極的に取り組んでいます。また、29年より松原市医師会地域連携室を立ち上げ、翌30年より医療介護連携支援センターを設立し訪問診療、往診、在宅医療についても取り組んでおります。この分野に関しましてはICTを活用しさらなる充実を目指しております。
 松原市医師会は行政とのつながりも大変良好で、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種の際にも、大阪府下で最初に集団接種に取り組んだことでマスコミにも取り上げられました。
 近隣医師会と連携しながら、住民の安心安全を守る役割を果たしていきたいという決意を表し、会長就任のごあいさつに代えたいと存じます。

門真市医師会 堺 昭彦 会長

 令和8年5月23日の定例総会において、柏木直樹前会長の後を引き継ぎ、門真市医師会長を拝命いたしました堺昭彦です。
 本会は本年、創立60周年という節目を迎えます。門真市では急速な高齢化が進み、医療・介護の需要が一段と高まっております。心疾患・脳血管疾患・腎不全など生活習慣病の罹患が多いこと、特定健診やがん検診の受診率が十分とは言えないことなど、予防医療の強化は喫緊の課題です。また、北河内二次医療圏では回復期病床が不足しており、在宅復帰支援体制の充実が求められております。
 さらに近年は地震や風水害などの災害が増加しており、避難所での健康管理や在宅療養者への支援など、災害時医療体制の整備も重要な課題となっております。
 こうした状況の中、地域の皆様が安心して医療を受けられる体制を守り、次代へ確かな医療を引き継ぐことが私達医師会の使命であると考えております。行政・関係機関との連携を一層深め、地域医療の発展に力を尽くす所存です。今後ともご指導ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

旭区医師会 村上 仁志 会長

 この度、旭区医師会長を拝命いたしました村上仁志です。長い歴史と伝統を有する旭区医師会の会長という重責を担うこととなり、その責任の重さに身の引き締まる思いでおります。
 旭区には高度急性期医療を担う大規模な基幹病院はありません。しかし、病院と診療所が緊密に連携し、必要に応じて区外の医療機関とも協力することで、地域全体が一つの病院のように機能する医療体制を築いてきました。この「顔の見える連携」を今後もさらに発展させてまいります。
 また、旭区では高齢化率が30%を超え、一人暮らしの高齢者も増加しています。地域住民が住み慣れた地域で安心して暮らし続けるためには、医療・介護・福祉・行政など多職種が互いに連携し支え合うことが不可欠です。旭区医師会は、これまで培われてきた多職種連携をさらに深化させてまいります。
 木野稔前会長が大切に育んでこられた「0歳から100歳まで」の理念を受け継ぎ、あらゆるライフステージに寄り添う「全世代型地域包括ケア」の推進に力を尽くしてまいります。
 会員の皆様をはじめ、医療、介護、行政、地域住民の方々との信頼、連携を大切に、旭区の地域医療の一層の発展に努めてまいりたいと思っております。
 皆様のご支援ご指導を賜りますようお願い申し上げごあいさつとさせていただきます。

大阪市役所医師会 上川 禎則 会長

 この度、大阪市役所医師会長に就任いたしました上川禎則と申します。当医師会は大阪市民病院機構(大阪市立総合医療センター、大阪市立十三市民病院)の医師と、大阪市の健康局(保健所など)、福祉局(弘済院附属病院など)、総務局などの行政組織に勤務する医師で構成されています。
 当会には、研究医、研修医を含めると約550人の医師が勤務していますが、医師会に参加する会員(特に若手医師)数の減少や、会の運営資金の減少という深刻な問題に直面しています。このため、今年度より、組織のあり方を多角的に検証する委員会を設置し、会の根本的な構造改革に挑戦する予定です。具体的には、医師会の活動をもっと知ってもらい、多くの先生方が気軽に参加しやすく、「入っていてよかった」と真に頼りにされる医師会を目指したいと考えています。
 そのためにも、大阪府医師会との連携を深め、役員一丸となって邁進する所存です。引き続き、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

大阪大学医師会 下村 伊一郎 会長

 この度は大阪大学医師会長に就任させていただきました下村伊一郎です。
 私は、和歌山県田辺市で生まれ育ち、平成元年に大阪大学医学部を卒業、第二内科で垂井清一郎教授そして松澤佑次教授のご指導を受け、市立豊中病院へ出向、7年より米国テキサス大学へ留学(ゴールドスタイン教授・ブラウン教授)、13年に分子制御内科へ帰局、14年より医学系研究科病態医科学教授、16年より分子制御内科教授、17年より内分泌・代謝内科学教授として現在に至っています。
 これまで、内臓脂肪型肥満・肥満2型糖尿病の病態解明、アディポサイトカイン概念の提唱、脂肪細胞由来ホルモンであるアディポネクチンの発見とその生理病態学的意義、などの仕事を行ってきました。
 現在、日本肥満学会理事長、日本臨床分子医学会理事長、日本内分泌学会筆頭理事、日本糖尿病学会理事、日本内科学会評議員、などの学会の仕事もしています。
 趣味は、自然の中の散歩、出張の際に何か愉しみを入れること、ジャクジー・サウナ風呂です。
 大阪は、学生の頃からずっと過ごしてきた第二の故郷。いただいたご縁を大切に、与えられた使命を果たしたいと念じます。今後とも何卒よろしくお願いいたします。