
TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ

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府医ニュース
2026年8月19日 第3153号
令和8年度第1回「大阪府地域医療推進協議会」が6月25日夕刻、大阪府医師会館で開催された。各団体の代表者ら約100人が出席し、9年度大阪府・大阪市予算の編成に向けた要望事項などを協議した。
後藤浩之・府医理事の司会により開会し、はじめに出席団体の代表から自己紹介が行われた。その後、本協議会規則に則り役員を互選。協議会長に加納康至・府医会長、副会長に深田拓司・大阪府歯科医師会長、弘川摩子・大阪府看護協会長、監事に伊藤憲一郎・大阪府薬剤師会長、滝本美津代・大阪府母子寡婦福祉連合会理事長が選出された。
次いで、加納・協議会長よりあいさつ。冒頭、中東情勢の悪化に触れ、医療材料の供給が不安定になるなど、医療・介護・福祉分野に深刻な影響を及ぼしているとし、一刻も早い事態の収束を切望した。加えて、5月29日に成立した「健康保険法等の一部を改正する法律」に言及。OTC類似薬の薬剤給付や高額療養費制度においては、患者の自己負担を引き上げる方向で進んでおり、安易な医療費削減は、住民への不利益につながるほか、国民皆保険制度の根幹を揺るがす恐れもあると述べ、今後の動向を注視しながら、必要な働きかけを行っていくと語った。さらに、行政の財政が厳しさを増す中でも、「地域住民の命と健康を守る施策の推進こそが最優先事項」と強調。また、医療・介護・福祉を現場で支える人々のためにも、本協議会が一致団結して声を上げていかなければならないと力を込めた。
続いて、9年度大阪府・大阪市への予算編成に対する各団体の要望を確認。▽大阪医療ソーシャルワーカー協会▽大阪介護支援専門員協会▽大阪介護福祉士会▽大阪府栄養士会▽大阪府看護協会▽大阪府作業療法士会▽大阪府柔道整復師会▽大阪府助産師会▽大阪府私立病院協会▽大阪府訪問看護ステーション協会▽大阪府理学療法士会――より前年度から変更があった項目を中心に説明がなされた。なお、7月17日午後に大阪市役所、24日午後には大阪府庁を訪れ、これらを集約した次年度予算編成に係る要望書が手交された。
加えて、11月28日に開催予定の「第47回大阪の医療と福祉を考える公開討論会」に対する後援名義使用を協議。後藤・府医理事より開催要領の説明がなされた後、拍手をもって承認された。
最後に伊藤・大阪府薬剤師会長が閉会あいさつ。多職種が一堂に会し、同じ方向を見つめながら意見を交わすことこそが、地域医療を前に進める力になると締めくくった。
昭和48年に設置され、現在34団体が加盟。大阪府民の健康の増進と福祉の向上を図るため、医療および福祉行政の拡充強化を目指し活動を展開している。その一環として、地域住民のニーズを施策として反映できるよう、例年、大阪府および大阪市の予算編成に際して要望などを伝えている。