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医師・医療関係者のみなさまへ

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府医ニュース
2026年8月5日 第3152号
令和8年度に就任された郡市区等医師会新会長より、あいさつ・抱負等を寄稿していただきましたので、紹介いたします(順不同)。
令和8年6月20日の総会にて、福島区医師会長を4期8年務められた中島滋郎前会長の後、会長職を拝命しました塚本尚哉と申します。
来たる9年に創立80周年を迎える福島区医師会は現在、81の医療機関と210人(うちA会員80人、B会員116人、C会員14人)の会員で構成されており、区内にはJCHO大阪病院、関西電力病院など総合病院があり、医療環境に大変恵まれた立地となっております。
一方で、急速なデジタル社会の到来による医療DXへの対応ならびに人口構造の急激な変化による医療人材の確保困難やホルムズ海峡封鎖・物価高騰による医療資材の調達困難、また外来医師過多区域の候補とされたことによりその先にある当該区域での新規開業抑制論や、再燃した大阪都構想への対応など、多岐にわたる課題に直面する状況下での会長就任はとても重責であると考えます。そういった中でも福島区医師会員の先生方が安心して診療に専念できる環境を整えることが課せられた重要な使命であると考えております。
もちろん私一人の力は微力ではございますが、地区医師会の先生方ならびに大阪府医師会や日本医師会の先生方のご支援あっての職責であると考えます。
今後ともご指導、ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
令和8年6月10日定例総会にて、5期10年間ご尽力されました板東博志前会長の後を引き継ぎ、此花区医師会長に就任いたしました安田健司です。
此花区医師会は会員医療機関数50施設の小さな医師会で、まずは会員同士の協力・協調を重要視しています。此花区は他地区と同様に地域住民の高齢化が進んでおり、在宅医療、訪問診療の依頼に応えることが求められています。1人開業医で24時間・365日の在宅医療の対応は難しいため、此花区医師会では在宅医療を行っている先生方で平成29年よりICTを活用し「このはネット」を始動、情報共有や休日の輪番制を行っています。さらに昨年、自分の専門領域外の疾患に対し、区内の各専門診療科の医師が協力し、在宅医療を行っている先生方をサポートしていく「このはネット在宅医療チーム」を立ち上げ、在宅医療の充実を図っています。また、在宅医療・介護連携相談支援室を窓口とした区内在宅医療機関と病院間の連携の調整や相談業務も行っています。近隣病院との病診連携の推進、多職種との連携、行政と協力しながらの災害対策や新興感染症への準備、取り組みを行っていくことが地域住民への貢献になると考えています。
大阪府医師会、各地区医師会の皆様のお力添えをいただきながら、信頼される医師会運営に努めてまいります。よろしくお願いいたします。
令和8年6月23日の定例社員総会において、淀川区医師会の会長に就任いたしました西阪誠泰です。淀川区は、以前より十三地区の賑わいが知られるところですが、最近では新大阪駅周辺地域を中心に再開発が進んでおり、それに伴い現在の人口は19万人を超え、大阪市で最も人口の多い区となっています。その地域では有名スーパーマーケットや飲食チェーン店が次々と進出しており実感しているところです。とはいえ高齢者比率は高いため、今後も全世代への地域医療の充実とともに在宅医療・介護の連携支援体制の整備が必要と考えています。
淀川区は、幸い区内および隣接する区にある基幹病院との病診連携や診診連携において発展的な相互関係の上、地域医療に貢献できているものと思っています。しかし一方で、昨年、諸般の事情により63年間続いた淀川区医師会看護専門学校が閉校となり、また、人手不足により訪問看護ステーションも廃止の方向となり、医師会として地域医療に責務を果たす足元が揺らいできています。
これから先、さらに医療環境は多くの困難な課題に直面することになるでしょうが、地区医師会を中心に地域医療を守り未来につなげていくためにも、医師会長の重責に尽力する所存です。郡市区等医師会長ならびに大阪府医師会役員の先生方のご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願いいたします。
令和8年6月20日の定時総会において、岩本伸一前会長の後を引き継ぎ、東成区医師会長に就任いたしました林正則と申します。東成区医師会においては16年間の理事職、8年間の副会長職を務めさせていただき、病病・病診連携、三師会連携、多職種連携など、主に連携に携わる仕事をしてまいりました。
我が東成区は、推計人口約9万人、世帯数約4万5000世帯で、大阪市の中では面積が2番目に小さい区であり、古くからものづくりの街として発展し、今なお下町情緒と人情味が残る活気ある地域です。一方で、他に漏れず少子高齢化の波は着実に押し寄せており、医療・介護ニーズの多様化への対応が急務となっています。
このような環境の中、日本医師会赤ひげ大賞を受賞された中村正廣名誉会長旗揚げの下、「顔の見える多職種連携」を主軸に据え、地域包括ケアシステムの充実に取り組んでまいりました。今後とも、区内医療機関同士の連携はもとより、歯科医師会、薬剤師会、さらには東成区医師会在宅医療・介護連携相談支援室コーディネーターが協力し、訪問看護ステーションやケアマネジャー、行政との緊密なネットワークを構築の上、住民の皆様が住み慣れた地域で最期まで安心して暮らせる環境づくりに注力する所存です。
また、近年の医療を取り巻く環境は、新興感染症への対応や医療DXの推進など大きな転換期を迎えています。在宅医療連携拠点事業を中心に、会員の互助を考え、時代に即した柔軟な対応力を身に付けつつ、在宅医療体制の維持や、災害時における医療提供体制の整備などに対して「医師会力」を発揮する必要があります。
医師会活動の原点は、会員の先生方が安心して日々の診療に専念できる環境を守ること、そして地域住民の健康と命を守ることにあります。今後とも、大阪府医師会との強固な連携の下、地域医療の発展に尽力してまいります。今後とも、皆様のご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
令和8年6月から樫原秀一前会長の後を引き継ぎ、会長に就任しました本庄尚謙です。
大正区は人口約6万人で高齢化率が高く、訪問診療など在宅医療、介護との連携の重要性の高い区であると言えます。大正区医師会は9年に創立80周年を迎え、8年6月時点で会員135人(A会員58人、B会員73人、C会員4人)で構成されています。
また、在宅医療と多職種連携を大きな特色とし、医療、介護、行政、福祉が一体となって地域包括ケアを推進しています。理事には若い先生方も多く、会員同士の結束も強く、地域住民に寄り添った医療を実践する地域密着型の医師会です。
これまで医師会改革として業務、会計の見える化、情報共有ツールとしてのMCS導入、ウェブ会議の推進も実施してまいりました。学校医や産業医、休日急病診療所など各種医師会事業を継続しつつ、医師会員のためにも利便性向上や学術活動を通して風通しの良い医師会を目指し尽力してまいります。皆様ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いします。
この度の定例総会において、3期6年にわたり会長を務めていただきました小畠昭重前会長の後、会長職を拝命しました西村将人と申します。
当会には身近な小病院が4件あり、隣接する区には大病院が多くありますので、病診連携・病病連携に力を入れ、また区を介した医療と介護の連携も行っております。意外に思われるかもしれませんが、当地区にも居住人口は多く、医介連携は喫緊の課題です。医療・介護のみならず、多職種との連携も図っていければと思っております。
当会は乳幼児健診・成人各種検診・予防接種事業に積極的に参画しており、学校保健活動では生徒や教職員の健康管理により、疾患の早期発見に努めております。
労働者の健康を管理する産業医制度に関しては認定に必要な講習会を開催し、企業への産業医相談・紹介を行っています。
また、夜間休日・急病診療所への出務についても積極的に協力しております。
国民皆保険制度の膨張により、提供できる医療に制限がかかりはじめ、必要不可欠な薬剤の供給遅延や停止が発生するなど、医療を取り巻く環境は厳しさを増していますが、これらの影響をできる限り抑え、地域医療に貢献していく所存です。微力ながら精一杯尽力させていただきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
この度、令和8年6月6日に住之江区医師会長になりました後藤清です。
住之江区は大阪市最南端港湾部に位置し、大阪市最大の面積を有し、約12万人が暮らしています。西側の南港地域は離れた医療過疎地域であり高齢化も進んでおり、今後、医療・介護を空白にしないようにしていかなくてはいけません。すべての区民が安心して医療を受けやすくできるよう、行政や各種地域団体と話をしていき、多職種連携の講演会や研修も開催していこうと考えています。
住之江区医師会は昨年、旧住吉区から分離して創立50周年になりました。約100人のA会員が所属し、中核病院として、南大阪病院・南港病院・友愛会病院が中心となって救急医療を、また咲洲病院が介護中心の医療を担っております。今年11月には南港病院が住之江公園駅前に移転し、来年6月には大阪公立大学医学部附属大阪健康長寿医科学センターと老健施設の弘済長寿苑が完成します。地域の医療の流れが変わっていくものと思われます。
会長になって1番最初に問題となったのは、耳鼻咽喉科医院が2件閉院し校医が不足する問題でした。6人の耳鼻咽喉科先生方に30校近くの学校をお願いして振り分けておりますが、1校のみを大阪府医師会や他地域へお力をお借りすることになりました。今後開業規制が起こってきますとさらに厳しくなってくると思われます。今後も医師会で色々と行っている学校医活動、予防接種、乳幼児健診、介護保険事業、産業医活動、休日急病診療所出務など厳しくなることが多いと思いますが、医師会員のため、区民のため頑張って取り組んでいきます。よろしくお願いします。
この度、西淀川区医師会長に就任いたしました伊藤成規です。その責任の重さを深く感じるとともに、地域医療のさらなる発展に尽力する決意を新たにしております。
近年、医療を取り巻く環境は大きく変化しており、高齢化の進展や感染症対策、在宅医療の充実など、地域に求められる役割はますます重要となっています。そのような中、大阪市から委託を受けております医療介護連携事業と在宅医療連携拠点事業は、本会にとって最も重要な活動と考えており一層強化していく所存です。地域住民の皆様が安心して暮らせるまちづくりを支えるため、医療機関相互の連携はもとより、行政、介護・福祉関係者との協働を深めてまいります。
会員の先生方のお力添えをいただきながら、微力ではございますが地域医療の発展と区民の皆様の健康と福祉の向上のため、誠心誠意努めてまいる所存です。今後とも皆様のご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
この度、令和8年6月14日をもちまして、東住吉区医師会長を拝命いたしました中島道隆でございます。
これまで当区医師会におきましては、主に災害・救急医療に関する地区での協力体制の構築に尽力してまいりました。私自身、阪神・淡路大震災で被災した一人であり、災害の恐ろしさは身に染みて感じております。近い将来に発生が懸念されている南海トラフ地震に対しても、地域の実情に即した柔軟かつ実効性のある対応を続けてまいりたいと考えております。
私は、地区医師会の最大の役割は、地域医療機関の支援にあると考えております。コロナ禍を大きな契機として、日本の医療は深刻な影響を受け、いまだ十分に立ち直れていない状況にあります。「倉廩実つれば則ち礼節を知り、衣食足れば則ち栄辱を知る」との言葉にある通り、地域の医療機関が過度な経営改善や競争に追われることなく、余裕を持って日々の診療に当たれる環境を整えることこそが、日本の医療を守ることにつながると考えております。
そのためには、国策に対して実効性のある提言を行うことのできる医療団体として、日本医師会には地域医療の現場を支える適正な診療報酬の確保を、これまで以上に強く求めてまいりたいと思います。
また、医師会の求心力を高めるためには、末端組織としての情報発信を充実させるとともに、医師会をさらに魅力ある組織とする必要があります。一般地区会員の声を丁寧に集め、それを大阪府医師会、日医へ届けることも、地区医師会長としての重要な職務であると考えております。
微力ではございますが、東住吉区の地域医療を支える会員の先生方とともに、地域住民の健康と安心を守るため、誠心誠意努めてまいります。今後ともご指導、ご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
令和8年6月19日の社員総会におきまして、井藤尚之先生の後を受け、平野区医師会長に就任いたしました渡邉勉でございます。
歴代会長をはじめ、諸先輩方が築き上げてこられた医師会の伝統と実績を受け継ぎ、その責任の重さを深く感じるとともに、地域医療のさらなる充実と発展のため、誠心誠意努めてまいる所存です。
大阪市平野区の人口は約19万人と、市内24区でも上位に人口が多い区です。交通の利便性が高い一方で、歴史ある街並みや下町情緒が色濃く残る地域です。
その中で、平野区医師会は約300人の会員により構成されております。この5年で新規開業が15件ありましたが、閉院も22件あり、会員数の減少を危惧するところです。
診療報酬改定において医療機関で多くの申請・届出・システム変更が必要になり、この煩雑な対応を断念する高齢の先生方がおられました。今後、先生方に寄り添って、少しでも長く医療を続けていただけるような体制を作っていきたいと考えています。
現在、地域医療を取り巻く環境は、少子高齢化や人口構造の変化に伴う医療ニーズの増大に加え、医療従事者の不足、働き方改革への対応、さらには物価高騰による医療機関の経営環境の悪化など、かつてないほど厳しい状況に直面しております。こうした医療情勢の中にあっても、地域住民の皆様が安心して必要な医療を受けられる体制を維持することは、医師会に課せられた重要な使命です。そのためには、会員相互の連携を一層深めるとともに、行政や歯科医師会、薬剤師会をはじめとする関係機関、多職種の皆様との協力をさらに強化し、持続可能な地域医療体制の構築に取り組んでまいります。
大阪府医師会に微力ながら貢献してまいりたいと思います。そのためにも土台である地区医師会のさらなる発展に尽力してまいる所存ですのでよろしくお願いいたします。
この度、髙田淳前会長の後を引き継ぎ、城東区医師会長を拝命いたしました澤田達です。伝統ある医師会を受け継ぐ重責に、身の引き締まる思いでおります。
城東区医師会では、先見の明をもって地域医療に取り組まれた諸先輩方のご尽力により、早くから医師会レベルで在宅24時間連携体制を構築してまいりました。こうした活動を大切にし、会員の先生方の声に耳を傾け、開かれた医師会運営に努めてまいります。
城東区は大阪市内で最も人口密度が高く、現在も新規開業が多い地域です。一方、少子高齢化や医療・介護連携、感染症・災害対策、医療DXへの対応など、地域医療を取り巻く課題は山積しています。地域住民の皆様が安心して暮らせる医療体制を維持・発展させるため、会員相互はもとより、多職種や行政との連携を一層深めてまいりたいと考えています。微力ではございますが、地域医療のさらなる発展に尽力する所存です。今後とも先生方のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。