
TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ

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府医ニュース
2026年7月1日 第3149号
5月21日の第333回大阪府医師会臨時代議員会におきまして代議員会議長に選定いただき、身に余る光栄とともに、その責任の重さに身の引き締まる思いです。今後は、代議員会の円滑な運営を心がけていきたいと思っておりますので、先生方のご指導、ご鞭撻、ご協力をよろしくお願いいたします。
日本における医療費抑制政策は昭和54年以降続けられ、診療報酬改定がその最も有効な手段として、医療機関の収入に大きな影響を与えてきました。現在、地域医療を取り巻く環境は大きく変化しております。診療報酬改定においても令和6年が転換期となり、以前と以降ではかなりの相違がみられます。「医療提供体制の効率化・機能分化」から「人材確保・働き方改革・医療DX」が中心テーマになったことが最大の違いです。ベースアップ評価料の新設や、医療DX推進における電子カルテの導入促進・標準化、地域包括ケアの深化においては、外来・在宅医療の強化、医療介護の連携の強化などが主な改正点になりました。8年度改定では、物価高・賃上げへの対応、医療DXの本格運用、医師の偏在対策、長期的な医療体制の再構築などが中心テーマになりました。
医療機関の赤字問題そのものは以前から存在していましたが、5~6年度にかけて新型コロナウイルス感染症関連の補助金が終了し、受診控えで減少した患者数がなかなか元に戻らず、医薬材料費などの高騰で厳しい状況が続いていたところに6年度改定で経営悪化状態が顕在化した医療機関が多く、今では病院の約60%、診療所でも30~40%が赤字経営となっています。少子高齢化の進展、医療需要の多様化、医師の働き方改革、地域包括ケアシステムの深化、さらには新興感染症への備えなど、私達が直面する課題はますます複雑かつ多岐にわたり、医療界には大きな変革の波が押し寄せています。このような状況の中、地域住民の生命と健康を守るという医師としての使命を果たすことはもちろんですが、医師会そのものの結束を強める必要があります。医師会への入会率を引き上げ、会員相互の連携を深め、行政、医療関係団体、さらには地域社会との協働を進めていかなければなりません。
代議員会は、本来、自由闊達で建設的な議論の場であるべきであり、議長として公正かつ円滑な議事運営に努める所存であります。また、代議員会は単なる議決の場ではなく、現場の声を医師会運営に反映させる重要な機会でもあります。地域医療の第一線で日々ご尽力されている会員の皆様のご意見やご提言を真摯に受け止め、本会の活動がより実効性のあるものとなるよう努めてまいります。何よりも代議員各位、そして会員の皆様のご理解とご支援・ご協力が不可欠でありますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
この度、5月21日に開催されました第333回大阪府医師会臨時代議員会におきまして、府医代議員会副議長に推挙、選定されました。身に余る光栄であると同時に、その責務の重大さを痛感しており、身の引き締まる思いでございます。今後は、上野豊議長とともに、公正かつ透明性の高い代議員会運営、そして円滑な議事進行に努めてまいる所存です。諸先生方におかれましては、引き続きご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
さて、急速な人口減少と超高齢化、医療人材の不足、診療報酬改定や物価高騰・賃金上昇による経営環境の悪化、さらには国際情勢の不安定化や社会保障に対する国民意識の変化など、医療を取り巻く環境はかつてないほど厳しさを増しております。とりわけ、医療機関の経営基盤の脆弱性と医療の担い手不足は地域医療の持続可能性を揺るがしかねない危機的課題と言えます。こうした中で、地域医療を守り、持続可能な医療提供体制を次世代へ引き継ぎ、府民の健康・安心安全な暮らしを守る上で、府医に求められる役割は、これまで以上に重要性を帯びております。
代議員会副議長として、議事の公正かつ円滑な進行を担うとともに、府医のさらなる発展に微力ながら貢献してまいる所存でございます。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。