
TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ

TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ
府医ニュース
2026年7月1日 第3149号
大阪府女医会(藤谷宏子会長)は4月4日午後、大阪市内で第18回「春の勉強会」を開催。会場とウェブのハイブリッド形式で実施し、257人が聴講した。
冒頭、藤谷・同医会長より開会あいさつ。有意義な勉強会になることを祈念した。
続いて、横井葉子・同医会副会長が座長を務め、清水聖保・同医会理事が、「心と体のトータルコーディネート――西洋薬と漢方薬の融合による精神疾患治療」と題して講演した。まず、精神疾患の患者数は増え続けていると述べ、その中でも増加率が高いうつ病を中心に症状や特徴などを説明。また、病気と症状は必ずしも一致するものではないと指摘し、症状に対して漢方処方を行うことも一つの手段だと語った。加えて、精神症状を認める患者に漢方薬を使うことで、西洋薬の減薬ができる点も大きな強みだとまとめた。
次いで、中本かよ氏(大阪漢方医学振興財団理事長・所長)が、「中医的アプローチから導くエイジングケア」をテーマに登壇。はじめに、中医学は中国の伝統医学を用いた漢方診療だと紹介した。さらに、七情(喜・怒・憂・思・悲・恐・驚)と五臓(肝・心・脾・肺・腎)の関係に言及。七情の過度な起伏は五臓に負担がかかり不調につながる場合があると解説し、診察時の参考にしてほしいと述べた。そのほか、知っておくと便利な中医(注意)点を説示。舌の色や舌苔などを診て、体の状態を知る舌診のほか、脈診や腹診について詳述した。