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府医ニュース
2026年6月24日 第3148号
「女性活躍推進」という言葉を最近よく見かけます。「活躍」とは、何なのだろうと考えます。
女性医師で言うなら、赤ひげ大賞を受賞された方達は、もちろん大活躍です。医学部教授や基幹病院の部長クラス、医師会長も「女性活躍」の先頭を行く方達で、そのような女性を増やすことも「女性活躍推進」の一つの目標であるでしょう。
では、子どもを育てながら、週4日非常勤で働いている女性は「活躍」していないのか?
私自身、若い頃は、「女性医師支援」も「働き方改革」もない時代でしたが、女性医師もなるべくフルタイムで働き続けることを目指すべきと思っていました。自分が努力すればそれができると思っていました。しかし、今振り返って、私が働き続けられたのは、自分の努力だけではなく、周囲の協力に加え、様々な幸運にも恵まれていたからだと思います。
女性に限らず、また医師にも限りませんが、人それぞれ、能力も体力も環境も異なっています。「100を目指すべき」という考え方は、結果的に0の人を増やしてしまうと今では思います。能力や環境があるにもかかわらず、それを生かさない人に対しては正直なところもどかしく思ってしまいますが。
そんなことを考えていた時、日医ニュース第1551号(5月20日付)に掲載の「令和8年度シンポジウム『未来ビジョン〝若手医師の挑戦〟』」の中での上田三穂・京都府医師会理事の講演の報告が目に留まりました。バリバリ働く人も今は十分に働けない人も包み込み、多様な視点を取り入れることによって組織は真に強くなる、「あなたはあなたのままで、医師会に来てください」と言う言葉に共感を覚えました。(瞳)