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医師・医療関係者のみなさまへ

松原市医師会主催 市民健康講座

府医ニュース

2026年6月24日 第3148号

8年間にわたる母親の介護体験語る

 松原市医師会(木下裕介会長〈当時〉)は2月14日午後、「大切な家族が認知症になってしまったら――介護は苦しいだけではない、介護の奥深さをご存じですか?」をテーマに同市内で松原市市民健康講座を開催。約450人の近隣住民が参加した。

 開会に先立ち、木下・同医師会長があいさつ。本講座をきっかけに、体の健康だけでなく、人生を謳歌し社会に関わり続ける「幸福寿命」について考えてほしいと呼びかけた。続いて、澤井宏文・同市長は、認知症の方やその家族を地域全体で支える体制づくりをさらに進めていきたいと語った。
 講演では、山田雅人氏(語り部・俳優)が、「山田雅人物語――8年間の介護の歴史(認知症)」と題し、長年にわたる自身の母親の介護体験を語った。家族との思い出を起点に、父親の死後、独居になってしまった母親が認知症を発症した過程を振り返り、孤独や活動性の低下が大きく影響したのではないかと指摘した。さらに、その後は妻の協力を得ながら認知症への理解を深め、実際に介護に奔走した日々を回想。認知症の方と接する時は、怒らないことが重要だと説き、「時にはユーモアを交えた演技が介護を乗り越えるための秘訣だった」と笑いを交えて明かした。加えて、▽徘徊への対応▽ケアマネジャーとの協力▽歌を活用したコミュニケーション――など具体的な介護の工夫を解説。介護は一人で行わず、チームで取り組むことの大切さを訴え、介護は、「真剣に・明るく・仲間を作る」という三カ条を忘れないでほしいと呼びかけた。