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医師・医療関係者のみなさまへ

5月度郡市区等医師会長協議会

府医ニュース

2026年6月17日 第3147号

 5月度郡市区等医師会長協議会(令和8年度第2回)が5月22日午後、大阪府医師会館で行われた。本文は加納康至会長あいさつ(要旨)。

 厚生労働省より「次期顔認証付きカードリーダーの導入意向等に関するアンケート」が届いているものと思われる。これは、現状や医療機関の意向を確認するもので、自由記載欄が設けられている。回答には医療機関コードの記載が必要なため、医療機関を特定されることにはなるが、補助金のあり方や手続きの煩雑さなど、日頃感じている点を記載することも有意義ではないかと考える。医療現場の実情を厚労省へ伝える機会として、ご検討いただければ幸いだ。
 昨日開催された第333回府医臨時代議員会において、次期府医役員などを選任・選定いただいた。ご承認に厚くお礼申し上げる。第2期執行部を立ち上げるに当たっての所信は、6月の代議員会で触れるが、次期会務運営に関して、その一端をお話ししたい。
 まず、引き続き病院協会と緊密に連携しながら懇談会を開催するが、今年度は大阪府健康医療部の幹部も交えた形で計画している。目下の医療情勢や今回の診療報酬改定が与える影響をはじめ、2040年を見据えた新たな地域医療構想について、大阪府としてどのように構築していくのかを中心に意見交換を行いたい。
 ご承知のとおり、新たな地域医療構想はこれまでの2025年を見据えた病床再編中心の構想を発展させ、医療提供体制全体を再設計しようとするものだ。病床機能の再編だけではなく、外来・在宅・介護・人材確保まで含めた「地域全体の医療体制」を構築する必要があり、病院・診療所の垣根を超えた各地域での議論、協議の場が重要となってくる。先生方には、一層のご理解・ご協力を賜りたい。
 さらに、新たに「医療系職業求人サイト」の立ち上げの検討を始めている。地域医療を支える会員医療機関にとって、医業継承や人材の確保は喫緊の課題だ。有料職業紹介事業の手数料などが大きな問題になる中、府医では昨年より、会員への意向調査や関係団体と協議を重ねつつ、すでに事業を始めている他市の医師会へのヒアリングを行ってきた。先生方が安心して地域医療に専念できる環境を整えることが、最終的には医師会の組織強化につながるものと考える。
 そして、この2年間、事務局機能の見直しとして、職員採用や研修制度などの抜本的改革を図るとともに、事務局組織の大幅な改編を行ってきた。あわせて、行政からの委託業務を精査し、効率的な業務の見直しも実施した。文書管理システムの導入による郡市区等医師会への分かりやすい伝達にも努めてきた。
 今年度からは、書類作成などにAIを活用し、事務機能を高めたいと考えている。業務の改善を進め、会員サービスの充実に努める所存だ。
 私も実感しているが、自身はもとより従業員の生活を守りながら、医療機関の経営を行うことが年々厳しくなっている。今回の会長選挙への出馬に際し、多くの先生より激励の言葉を頂戴したが、会員を取り巻く厳しい現状を真摯に受け止め、少しでも改善させることが私の使命だ。
 先生方には会務運営に対し、引き続きご支援をお願い申し上げる。