
TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ

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府医ニュース
2026年6月3日 第3146号
北区認知症高齢者支援ネットワーク連絡会(にこりんく)は3月19日午後、同区民センターで専門職向け研修会を開催。当日は専門職ら約90人が参加した。
冒頭、本出肇・北区医師会長があいさつ。認知症当事者や家族の話を聞き、本人の想いに寄り添った支援について考えるきっかけになればと期待を込めた。
続いて、中村淳子氏(認知症の人と家族の会大阪府支部副代表)が「認知症当事者から学ぶ――本人の想いに寄り添った支援とは」と題して講演した。はじめに、認知症の本人が集う「おれんじドアおおさか」の活動を紹介。自身の思いや悩み、やってみたいことを本音で語り合い、仲間と一緒に活動することで、元気になれる場だと説明した。仲間と出会うことが、認知症になってからの人生を前向きに生きる大きな力になると加えた。その後、認知症当事者と介護家族から、認知症になったら何もできなくなるのではなく、希望を持って自分らしく暮らし続けられる「新しい認知症観」が示された。また、中村氏は活動を通して認知症当事者から学んだことの一つとして、「サポートの輪を広げる」重要性を説述。本人のやりたいことを実現するために、多くの人に相談して周りを巻き込み、協力者を増やすことが大切だと伝えた。
次いで、津田愛氏(北区ハートフルオレンジチーム社会福祉士)が登壇した。まず、オレンジチームについて、①認知症初期集中支援推進事業②認知症地域支援推進員③認知症地域支援コーディネーター――の機能を担っていると説示。そのほか、共生社会の実現を推進するための認知症基本法基本的施策「認知症のある人の意思決定の支援・権利擁護の保護」の視点から、認知症支援を行った事例を詳説した。
最後に、柏井三郎・大淀医師会長があいさつ。本研修会で学んだことを明日からの医療・介護現場で生かしてほしいと締めくくった。