
TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ

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府医ニュース
2026年5月27日 第3145号
布施医師会(平松久典会長)は3月7日夕刻、第38回布施緩和ケア研修会を開催。ウェブを通じて医療従事者ら約150人が参加した。
当日は、川邉正和・同医師会理事と福村雄一氏(東大阪プロジェクト代表/司法書士)が司会進行を務め、はじめに川口俊・同医師会副会長があいさつ。終末期をテーマにした本日の講演が、在宅医療に携わる方々の日常業務の一助になればと期待を寄せた。
引き続き、「〝まだ元気だから〟では遅いんです――親の介護と看取りを、地域の力で支えるしくみと心構え」と題して、嶋田一郎氏(嶋田クリニック院長)が講演した。嶋田氏は、自身の父親の終末期を振り返り、「当時はがんを本人に告知しないことが一般的であり、自宅に帰ることなく病院で最期を迎えた」と説示。「余命を認識しながらも、最期の時を大切に過ごす機会を奪ってしまった」と述べ、日常診療や在宅医療に取り組む際は、「真実を伝えた上で、本人や家族にしっかりと向き合っていくことをモットーにしている」と強調した。それを踏まえて、様々な症例を挙げつつ、患者や家族、多職種との関わり方や、地域医療を担う医師に必要な資質などを伝えた。
また、ACP(人生会議)の重要性を示しながら、終末期について話すことが難しい場合も、▽延命はどこまで行うか▽意思疎通(自己判断)ができなくなった時に、誰にどこまで対応してもらいたいか▽どこで最期を迎えたいか――は決めておいた方が良いと助言。一方で、人の気持ちは些細なことで変わるため、繰り返し確認する必要があるとまとめた。