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大阪マラソン2026

府医ニュース

2026年5月6日 第3143号

ランナーを医療面から全力でサポート

府医・大阪臨床整形外科医会 救護所などに多数の医師を派遣

 第14回を迎えた「大阪マラソン2026」が、2月22日に開催された。当日は最高気温22度の陽気の中、3万4千人を超えるランナーが大阪府庁前をスタートし、大阪城公園のフィニッシュ地点までの42.195㌔の完走を目指した。
 当日は、医師・看護師をはじめ、前回大会より80人増員した約1040人の救護スタッフがランナーおよび観客の傷病の救護にあたった。
 大阪マラソン組織委員会には加納康至・大阪府医師会長が委員に就任。同委員会「医事・救護・感染症対策専門部会」に前川たかし・府医理事(健康スポーツ医学担当)が副委員長として参画し、大会の医療救護体制への意見を重ねた。

救護医師に定員を上回る医師が応募

 府医からは、日医認定健康スポーツ医を中心に22人の医師を18カ所の救護所や収容バスなどに派遣。今大会は募集定員を上回る救護医師の応募があった。また、大阪臨床整形外科医会(貴島浩二会長)から整形外科医52人、大阪陸上競技協会所属の医師・看護師等も応急処置・一次救命などにあたった。
 そのほか、メディカルランナーや沿道での移動AED隊などが編成され、広範囲に及ぶサポート体制により、大会の安全な環境に貢献した。当日は、前川理事も早朝より救護本部に出務し、救護副本部長として各救護所の状況を見守った。

救急搬送は昨年の4倍AEDの使用も1件

 なお、総救護件数は1314件。うち救護所利用1042件、病院への救急搬送39件(昨年11件)であった。ランナーにとっては過酷な暑さであったことから、熱中症や脱水が原因と考えられる嘔吐、痙攣などが多数発生した。疲労回復効果のある黒いパワーテープを全身に貼りつけた姿でトップを独走していた吉田響選手も、給水の失敗により35㌔を過ぎると失速。フィニッシュ後に脱水症状で救護所での処置を受けた。
 今大会では、1件のAED使用があったが、出務医師らの迅速な対応により、病院搬送前に自己心拍が再開した。ランナー、観客とも大きな事故なく大会を終えることができ、早朝からランナーを見守り続けた医療従事者に感謝する。

大阪マラソン2026救護対応件数(速報値)

・総救護件数 1,314件
・総救護所利用件数 1,042件 (休憩対応を含む)
・救急搬送件数 39件
・AED使用件数 2件 (ショック実施は1件)