
TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ

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府医ニュース
2026年5月6日 第3143号
大阪府医師会は1月24日午後、大阪府在宅医療総合支援事業の一環として「在宅医療における感染対策研修会」を府医会館で開催した。今回は訪問診療チームKISA2隊大阪の医師を講師に招き、講演とグループワークを実施。在宅医療従事者など約60人が参加した。
冒頭、前川たかし理事はあいさつで、介護サービス事業者には令和6年度より感染症に対するBCP策定や感染症まん延防止のための研修・訓練の実施などが義務化されたと説明。一方、施設クラスター発生時の施設内療養には多くの課題があると述べ、本研修会を通して感染症対策への理解を深めてほしいと語った。
はじめに、小林正宜氏(訪問診療チームKISA2隊大阪隊長/葛西医院長)が、「防ぎ得たアウトブレイク関連障害と死亡(POD)の概念と対策――在宅医療・介護従事者にこそ知って欲しい患者・利用者目線の感染対策」と題して講演。小林氏は、「アフターコロナのボトルネックは施設クラスター」と語り、抗体治療の実施や感染対策のレクチャーなどの支援内容を解説した。また、施設は生活の場であり、利用者の廃用症候群や認知症、スタッフの疲弊などクラスター収束後も多くのリスクを伴うため、生活ケアの工夫が大切と強調した。さらに、「防ぎ得たアウトブレイク関連障害と死亡(POD)」の概念とその対策に言及。通常の感染対策に加え、「生活」を守ることを目的に、平時の準備や教育・啓発活動、有事の知識・技術の習得を含めた総合的な対策が必要と伝えた。
その後、「『感染クラスター8』でゲームをしながらみんなで感染対策を学ぼう!」と題して、グループワークを行った。「感染クラスター8」は、介護福祉施設でのボードゲーム型感染対策研修プログラムであり、KISA2隊が作成に携わったと紹介。参加者は4人1組のチームに分かれ、カードゲームを通じて施設での感染クラスターを模擬体験し、実際にクラスターが発生した時に適切な判断や行動ができるようチームで振り返りながら楽しく学んだ。