
TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ

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府医ニュース
2026年5月6日 第3143号
大阪府医師会は、医師会活動への理解促進を目的に、医学生に向けた特別講義を実施している。1月22日午後には近畿大学医学部、2月4日午後には大阪医科薬科大学において、それぞれ2学年を対象に加納康至会長が特別講義を実施した。
はじめに加納会長は、医師会は会員の6割以上が勤務医など開業医以外の医師で構成されていると概説。医師会に入ること・医師会を持つことのメリットを伝えた。また、「国民の生命と健康を守る」「医師の医療活動と生活を守る」ために、医師会活動を通して、▽医療行政▽地域の時間外・救急対応▽制度設計――などについて働きかけや提言をしていると説明した。
次いで、医師法などを含む医療保険に関する法令を取り上げた。「知らなかった」では済まされない重い罰則が設けられている場合もあり、積極的に勉強するように呼びかけた。あわせて、応招義務や医療訴訟に触れ、医師会へ入会することにより、医師賠償責任保険の加入もできると加えた。また、日本の医療保険制度の三本柱として、①国民皆保険制度②現物給付③フリーアクセス――を列挙。「いつでも、どこでも、誰でも」平等な医療を受けられる環境は、世界一の長寿国や低い乳児死亡率の実現に貢献していると力を込めた。その上で、この制度を未来へつなげていかなければならないと強調した。
最後に、最近の医療情勢を解説。医療財政をはじめ、▽都市部と地域の実情に応じた体制構築▽かかりつけ医機能報告制度▽新たな地域医療構想――などに対して、医師会の見解を示した。
講義後、加納会長は「中堅・新人医師は医師会活動に時間を割くことが難しいと思うが、様々な立場の医師に意見を求めたい」と言及。医師会活動において話し合うことは大切だと語り、医師会に少しでも目を向けて、積極的に関わってほしいと結んだ。