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医師・医療関係者のみなさまへ

羽曳野市医師会創立60周年記念式典

府医ニュース

2026年4月1日 第3140号

多職種が連携し市民の健康を守る

 羽曳野市医師会(加藤治人会長)は2月28日夕刻、大阪市内のホテルで創立60周年記念式典を挙行。同医師会役員や会員をはじめ関係者ら約100人が参集した。

 開会にあたり、加藤・同医師会長があいさつで昭和41年に南河内医師会(当時)より分立し、わずか27人の会員で羽曳野市医師会が設立されたと回顧。現在では、6病院を含む63施設となる会員131人にまで発展したとして、歴代役員および会員の尽力に敬意を表した。一方で、少子高齢化や医療費の増大、医療機関経営の悪化など、山積する医療課題を憂慮しつつも、市民の命と健康を守っていくことが我々の責務であると強調。行政も含め多職種が顔の見える関係を築き、連携を深化させていくことで、市民が住み慣れた羽曳野市で最期まで安心して暮らせる医療提供体制の構築に努めたいと力を込めた。
 続いて、来賓出席者が祝辞を披露。加納康至・大阪府医師会長は、同医師会の地域に根差した活動を称え、さらなる発展を祈念した。また、2040年に向けて、地域で必要な医療を「見える化」し、〝治す医療〟から〝治し、支える医療〟への転換が求められていることに言及。「かかりつけ医機能報告制度」や「新たな地域医療構想」にも触れ、財務省が様々な医療費削減策を打ち出す中、我が国が誇る国民皆保険制度を堅持していくために全力を尽くすと力を込め、理解と協力を求めた。次いで、茂松茂人・日本医師会副会長が登壇。令和8年度診療報酬改定では、医療機関の厳しい経営状況に理解が示され、プラス3.09%の改定につながったと語った。その上で、改定率決定に至る経緯を明かし、診療所にとっては厳しい改定との声もあるが、決してマイナスとなるものではないと報告。地域医療を担っていくことで適切に算定できる仕組みになっていると説いた。さらに山入端創・同市長は、行政と医師会が協働し、市民の健康を守っていきたいと訴えた。
 引き続き、▽特別功労賞▽長寿会員▽永年役員――の表彰が行われ、加藤・同医師会長より表彰状が贈られた。
 閉会あいさつでは、池谷俊哉・同医師会副会長が登壇。今後とも地域医療の発展に取り組むと決意を新たにした。
 式典後には祝賀会が催された。阪本栄・府医副会長による乾杯の発声で歓談に移り、出席者は設立60周年の節目をともに祝った。