
TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ
TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ
府医ニュース
2025年5月7日 第3107号
住之江区医師会(宮武利行会長)は2月15日午後、大阪市内のホテルで創立50周年記念式典・祝宴を挙行。同医師会員をはじめ関係者約170人が参集した。
開会あいさつで宮武・同医師会長は、昭和49年7月に同医師会が誕生して以来、地域の医療・介護・保健福祉の充実と発展に努めてきたと振り返り、会員の協力に謝意を表した。また、住之江方式による大腸がん検診の開始や、住吉市民病院の閉鎖、新型コロナウイルス感染症への対応・集団ワクチン接種など50年間の出来事を回顧。今後ますます高齢化が進み医療需要が高まる中、関係団体と連携の上、区民が安心して暮らせる体制を構築していきたいと語った。
次に、来賓として出席した加納康至・大阪府医師会長が祝辞を披露。1月1日より会長に就任したことを報告し、故中尾正俊・前会長の会務運営方針を引き継ぎ、役職員一丸となって職務を全うすると力を込めた。一方で昨今の医療情勢では、診療所や病院など厳しい経営状況に置かれていると指摘。限りある医療財源・資源をいかに有効活用していくかが求められると見通し、国民の理解を得るためにも丁寧な説明が必要だと言及した。その上で、今夏の参議院議員選挙では日本医師連盟組織内候補の釜萢敏・日本医師会副会長の支援が極めて重要だとして、理解を呼びかけた。
引き続き、辻正純・大阪市医師会連合会長(東淀川区医師会長)があいさつ。地区医師会は、地域の医療・介護の課題を府医や大阪市に提言していくことが役割の一つであると言明。市内医師会が一致団結し、地域住民の健康を守るために今後とも様々な活動を展開していきたいと述べた。
永年在籍表彰では、30年以上在籍する会員が紹介され、被表彰者を代表して松嶋三夫氏、矢木崇善氏に宮武・同医師会長より表彰状が授与された。
記念式典に続き記念祝宴が催され、柳田和彦氏(同区歯科医師会長)、高﨑健一氏(同区薬剤師会長)が祝辞を贈り、松嶋氏の乾杯で歓談に移った。さらに、ロックバンド・ゴダイゴのタケカワユキヒデ氏が登場し、「モンキーマジック」や「ガンダーラ」などのヒット曲を披露すると会場は大いに盛り上がった。