TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ

大阪府眼科医会「目の健康講座」

府医ニュース

2018年7月25日 第2863号

加齢からくる症状にご注意を

 大阪府眼科医会(佐堀彰彦会長)は市民を対象とした「目の健康講座」を7月7日午後、大阪市北区の毎日新聞オーバルホールにて開催。第11回を数える今回は「加齢と眼」と題して池田恒彦氏(大阪医科大学教授)が講演を行い、約300人が参加した。
 開会あいさつで佐堀会長は、本講座では眼科疾患に関する最新の治療を理解してもらいたいと述べるとともに、10月に開催予定の「目のすべて展」について紹介。それぞれの機会で分かりやすく正確な情報を伝えるよう努めているとして、参加を呼びかけた。

片眼ずつ物を見る習慣を身につけて

 池田氏は、人が得る情報の80%は視覚からであり、高齢化が進む今日では高齢者の視力を守ることが重要で、眼科医の責務になっているのが現状とした。その上で、加齢とともに罹患する可能性が高い疾患として糖尿病網膜症、白内障、緑内障、黄斑色素変性症を挙げ、症状や病態、検査や手術法などを詳細に説明した。また、緑内障については、先の疫学調査により日本では正常眼圧緑内障が多いことが把握されたと紹介し、注意を促した。最後に、眼科疾患では早期発見・早期治療が非常に重要であり、普段から片眼ずつ物を見る習慣をつけ、自覚症状があれば速やかに眼科医を受診するよう勧めた。
 質疑応答では、山田晴彦理事が司会を務めた。池田氏に、坂口裕和副会長・宮澤裕之理事が加わり、事前に寄せられた参加者からの質問に答えた。また、併せて開催された「目の健康相談」には26人が訪れ、眼科専門医のアドバイスを受けた。