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府医ニュース
2017年12月6日 第2840号
大阪臨床整形外科医会(OCOA/前中孝文会長)が40周年を迎え、10月21日夕刻、大阪市内のホテルで盛大に記念式典・祝賀会を開催した。
式典の中であいさつした前中会長は、整形外科医の意見を中央に提言する組織として日本臨床整形外科学会(JCOA)の設立に呼応し、昭和52年11月に大阪では27人でOCOAが発足し、今日では500人近い会員を擁するに至ったと経緯を紹介。
認定医制度創設、再診料逓減制、運動器リハビリテーションセラピスト研修制度導入など、各時代の課題に対応しながら、地域、医師会、大学、学会などと密接に連携、多方面に人材を輩出し、活躍している実績を誇った。そして、「大河も小さな一滴の水から成る」というたとえを引き、これからも発展し続けるとの意気込みを語った。
引き続き、田辺秀樹・日本臨床整形外科学会理事長、茂松茂人・大阪府医師会長(乾治郎・府医監事代読)が祝辞を述べ、今後の医会活動に期待を寄せた。また、30周年から40周年の10年間に会長を務めた早石雅宥、黒田晃司、栗本一孝、森本清一、山本哲の各氏に前中会長から感謝状が手交された。
講演では、医師・探検家で武蔵野美術大学教授の関野吉晴氏が「地球を歩いて、見たこと、聞いたこと、考えたこと」と題して、1993年から10年間、人類の足跡をたどり、自らの脚力と腕力のみで進んだ約5万3千㌔の壮大な行程「グレートジャーニー」を多くのエピソードを交え語った。
式典終了後に行われた祝賀会では、正副会長が揃いのタキシード、蝶ネクタイの正装で大学関係者、会員家族ら関係者を迎え、盛況のうちに幕を閉じた。