
TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ

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府医ニュース
2016年4月27日 第2782号
門真市内の医療・介護・福祉に携わる専門職が自主的に集う「れんこんの会」(事務局=門真市医師会)では、地域包括ケアの充実を目指して、多職種連携の基盤づくりに努め、良好な連携を構築。医療・介護連携資源集の編集作業や事例検討会への協力などの活動のほか、市民向けのイベントも平成20年より開催している。「門真だよ!全員集合!!」と題するイベントは、報道番組「れんこんニュース」を舞台上で表現。多職種連携について分かりやすく参加者に伝えている。2月27日午後には、門真市民文化会館で8回目となる「私らしく"生ききった"その後に」を実施した。
冒頭、寺西強・同市医師会長があいさつ。れんこんの会では、地域の皆さんが住み慣れた地域や家で家族とともに「生ききる」ため、様々な活動を展開していると述べた。また、団塊の世代が後期高齢者を迎える2025年に向け、国は「在宅医療の推進」を掲げているが、営利を目的とした在宅医療専門診療所やサービス付き高齢者向け住宅などの参入を危惧。一方で、同市では多職種が協働し、地域全体で高齢者を支えていく環境が整いつつあると強調した。
続いて、谷口さやか氏(アロー訪問看護ステーション代表)が、同市における多職種連携の歴史を紐解きつつ説明。地域の社会資源の把握や情報交換を目的に三師会や介護サービス事業者、行政など多職種が一堂に会していく中で、様々な連携の仕組みやツールが生まれてきたと述べた。その上で、今後は、「顔の見える関係」から「腹の中まで見える関係」を目指し、地域課題に取り組んでいきたいと語った。
――「私らしく"生ききった"その後に」。前回の"放送"では、在宅における終末期医療を取り上げたが、今回は"生ききった"「その後」がテーマ。「法律の匠」冨永賢治氏(あかつき総合法律事務所)と「片付けの匠」玉木謙次氏(クリーンホーム玉木)が登壇し、遺産相続や医療費・介護費の支払い、部屋の片付けから遺品整理など、残された家族らが抱える様々な問題について解説を加えた。冨永氏は、生前に自らの意思を残しておくことが重要であるとしつつ、遺言書とエンディングノートの法的な相違点を説示。また、遺言書に不備があると無効となるケースが多いため、重要な事柄は公正証書遺言を残しておくことが肝要とした。