臨床検査精度管理調査結果報告書

臨床検査精度管理調査結果報告書 page 130/378

電子ブックを開く

このページは 臨床検査精度管理調査結果報告書 の電子ブックに掲載されている130ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
―128―4)外部委託 外部委託に関しては、ほぼ例年と同様の傾向を示した。委託先数は13施設であり、総受託件数は33施設あり、試薬の内訳はアーキテクト・HBsAgQT22施設、クイックビーズHBs抗原4施設、ルミパルスⅡ....

―128―4)外部委託 外部委託に関しては、ほぼ例年と同様の傾向を示した。委託先数は13施設であり、総受託件数は33施設あり、試薬の内訳はアーキテクト・HBsAgQT22施設、クイックビーズHBs抗原4施設、ルミパルスⅡHBsAg2施設、ランリームHBsAg2施設、エスプラインHBsAg、ケミルミCentaur-HBs抗原、ダイナスクリーンHBsAgⅡがそれぞれ2施設であった。委託先Aで、試料18が「陰性」と報告された以外、全ての施設で測定法に見合った正しい報告がなされていた。この委託先Aでは、測定機器にARCHITECTを用いているが、試薬はダイナスクリーンHBsAgⅡを使用したと報告されている。また、試料18の測定値には「2.34 IU/mL」と入力されているのに、判定は「陰性」としていた。従って、どこかの段階で入力時にミスがあったのではないかと思われた。5)まとめ HBs抗原検査に関しては、クイックチェイサー(ミズホメディ社)で1施設、試料17を「陰性」と報告した以外は良好な成績が得られた。一部、試料組成の違いにより昨年度と希釈直線性の挙動に差が認められたものの、大阪府下の各医療機関で採用されている試薬・測定系には大きな問題となるものはなかった。例年と同様ではあるが、参加施設の皆様の日々の精度管理の賜物であると考える。採用方法に関しては、CLIA法およびCLEIA法とICT法の2極化が進んでいる。その施設の種々の状況が許すのであれば、高感度な方法が採用されることが望ましい。今年度もやはり、ICT法で感度不足が認められた。恐らく、現行の測定系では限界なのかもしれない。一方、臨床検体で高感度な測定方法を採用する場合には、キャリーオーバーやコンタミネーションに細心の注意を払う必要があろう。今一度、測定環境を見直してみるのも精度管理上有用な事であると考える。ただ、毎年提言をさせていただいているが、HBV感染症のスクリーニング検査として、HBs抗原検査のみでいいのであろうか?臨床検体の中にはかなりの確率で、HBs抗原「陰性」、HBc抗体「陽性」検体が存在する。患者様負担や検査室の費用対効果を考える必要はあるが、良い運用方法はないものかと思案中である。参加施設の皆様のお知恵を拝借しながら、より良い感染症検査の在り方についても考えていきたい。????????????????HBs抗原(IU/mLおよびU/mL) HBs抗原(COIおよびS/N)HISCL (IU/mL)LPIA (IU/mL)ARCHITECT (IU/mL)PAMIA (U/mL)AxSYM (S/N)AxSYM (COI)LUMIPULSE f (COI)LUMIPULSE S (COI)LUMIPULSE PRESTO (COI)CL4800 (COI)SphereLight (CIO)VITROS (COI)Centaur (CIO)3211008060402003            6            9 0    50   100   150   200   250   300????????????????図36-1 HBs抗原測定値ツインプロット図(誤記入修正後)