臨床検査精度管理調査結果報告書

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―102―2)フォトサーベイの結果 設問1から設問4は末梢血における赤血球、白血球の形態観察所見についての設問である。正解率は94.3%~100%であった。 設問1の正解はハウエル・ジョリー小体で、175全施設が正....

―102―2)フォトサーベイの結果 設問1から設問4は末梢血における赤血球、白血球の形態観察所見についての設問である。正解率は94.3%~100%であった。 設問1の正解はハウエル・ジョリー小体で、175全施設が正解であった。 設問2の正解は球状赤血球で、小型赤血球を許容正解とし171施設(97.7%)が正解であった。 設問3の正解は大型赤血球102施設および多染性赤血球63施設とし、165施設(94.3%)が正解であった。集計結果から微妙な写真色調が回答に影響した可能性がある。 設問4の正解は好中球過分葉核球で、174施設(99.4%)が正解であった。 設問5から設問6は、CMML-1症例の画像である。 設問5の正解は前単球で、144施設(82.3%)が正解であった。しかし、写真は細胞質にアズール顆粒を少数認めることから、単芽球と回答した19施設は不正解である。 設問6の正解は単球124施設で、単球系その他の異常44施設を許容正解とし、168施設(96.0%)が正解であった。単球系その他の異常とする施設が多かったが、形態的異常(異形性)等の判断と思われる。 設問7の正解は破砕赤血球144施設および奇形赤血球28施設で、172施設(98.3%)が正解であった。日常検査では両者が混在する症例に遭遇すると思われる。症例は、濾胞性リンパ腫治療中に、治療関連MDS「therapy-related MDS(t-MDS)」のRCMD発症例である。 設問8の正解は顆粒消失好中球で、108施設(61.7%)が正解であった。これは、顆粒球系異形性の1つで「無顆粒または80%以上の顆粒減少」と定義されている。設問写真は、RAEB-1症例で「無顆粒」である。しかし、設問では「細胞質の異形性所見」としているため、偽ペルゲル核異常の回答66施設(37.7%)は不正解とした。核異形のインパクトが強いものと思われる。 設問9から設問10は、CML症例の画像である。 設問9の正解は前骨髄球で123施設(70.3%)が正解であった。しかし、Granular blast(WHO分類2008)とする32施設(18.3%)や骨髄芽球とする16施設(9.1%)は不正解である。 設問10の正解は骨髄球で、154施設(88.0%)が正解であった。しかし、前骨髄球とする17施設(9.7%)は不正解である。 設問11の正解はリンパ腫細胞(大型)で128施設、許容正解をリンパ腫細胞(その他)18施設およびリンパ球系その他の異常1施設とし、147施設(84.0%)が正解であった。症例は、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫「Diff use large B-cell lymphoma(DLBCL)」である。 設問1 2 の正解はアウエル小体で、1 6 7 施設(9 5.4%)が正解であった。症例は、t(8 ; 2 1)(q22;q22);RUNX1-RUNX1T1を伴う急性骨髄性白血病(FAB分類M2)である。 設問13の正解は芽球性形質細胞様樹状細胞(BPDC)で58施設、許容正解をリンパ腫細胞(その他)32施設およびリンパ球系その他の異常5施設とし、95施設(54.3%)が正解であった。しかし、不正解にはPLL細胞37施設やリンパ芽球15施設の回答があった。症例は、芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍「Blasticplasmacytoid dendritic cell neoplasm(BPDCN)」の白血化例である。参考データである初診時現症の皮膚病変や細胞表面マーカーCD2(-)、CD4(+)、CD13(-)、CD19(-)、CD34(-)、CD38(+)、