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| 日本人はお風呂が大変好きですが、入浴中の事故が非常に多いことは意外に知られておらず、年々増える傾向にあります。特に、夏場よりも冬場に多く、お年寄りに多いのが特徴です。また、お酒を飲んだ後や、熱いお湯に長く入っていたケースに多く見られます。お年寄りは脳卒中や心筋梗塞を起こしやすくなっているうえに、皮膚の温度感覚が低下しているため、危険な熱いお湯に入りがちであること、さらに自律神経の働きも落ちているため、浴槽内から立ち上がる際に起こる水圧の変化に血圧や血流の調節が対応できなくなっていることも原因にあげられます。
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● 食後30分は避けましょう:満腹の時の入浴は、ふくらんだ胃が心臓を持ち上げ、心筋梗塞を誘発することがあります。 ● 飲酒後の入浴は避けましょう:体のバランスを崩し、転んで溺死するケースがあります。また、自律神経機能の低下で血圧や血液の流れの調節がうまくいかなくなると、ふだんより脳虚血を起こしやすくなります。 ● 疲れを取るにはぬるめのお湯に半身浴で:38〜40度のぬるめのお湯は自律神経のうち副交感神経を刺激し、心身を休ませようとします。疲れをとってゆっくり寝ようと思う時には、ぬるめのお湯に10分以上、ゆっくり入るようにします。また、心臓や肺に負担がかからないよう、みぞおちまでお湯につかる半身浴がお勧めです。 ● 熱めのお風呂は“カラスの行水”で:二日酔いを解消したい時は熱めのお湯が良いのですが、入浴時間は3〜5分程度におさえます。長湯は脳梗塞や心筋梗塞を起こす危険があり、健康によくありません。特に43度以上の「高温浴」は、お年寄りには非常に危険です。 ● お湯の温度を計る習慣をつけましょう:体が冷えていると、熱めのお湯がちょうどよいと感じることが多いものです。また皮膚の温度感覚が低下している老人は、適正なお湯の温度がわからなくなります。温度計でお湯の温度を計る習慣をつけ、適正温度(40度プラス・マイナス2度)で入るようにしましょう。 ● 入浴後には水分補給を:入浴中は汗をよくかきます。汗が出て、血液が濃縮しないように、コップ1杯程度の水を入浴後に飲みましょう。 ● 浴室は温めて:寒い時期には前もって浴室を温めておいて、浴室と脱衣所の温度差をなくすようにしましょう。また、お年寄りや乳幼児は一番湯を避けるようにしましょう。 ● 浴槽への出入りはゆっくりと:浴槽に入る前は十分にかけ湯をします。足元から徐々に体の上に向かいお湯をかけましょう。浴槽から出るときは、立ちくらみを起こしやすいので、浴槽の縁につかまってゆっくりと立ち上がるようにします。 ● 体調が悪い時には足浴を:風邪をひいて発熱した時や、急性の病気の時には入浴は避けましょう。体調が悪い時には、膝から下をお湯につける「足浴」がおすすめです。病中病後の入浴は、医師に相談するようにしましょう。 |