TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ

新年のごあいさつ

大阪府医師会 副会長  澤  芳樹

府医ニュース

2022年1月5日 第2987号

大阪警察病院に赴任して

 皆様、新年おめでとうございます。茂松会長の下で副会長と勤務医部会長を務めさせていただいております、澤芳樹でございます。
 平成18年1月1日に、大阪大学心臓血管・呼吸器外科主任教授として就任し、21年からは心臓血管外科教授に専念させていただいて以来、早くも15年の月日が経ち、昨年3月末で退官の運びとなりました。山あり谷ありで毎日が必死の日々であった15年間。今となっては本当にたくさんのことを学び、鍛えられ、そして楽しい宝石のような、かけがえのない貴重な15年間でありました。一方で、危ない橋を渡りながら不思議なくらいに無事にやってこれたことに、安堵感と達成感を感じております。また、22年から大阪府医師会の副会長にご指名いただき、医師会の先生方には、絶大なご支援とご厚情を賜りましたことを、この場を借りて厚く御礼申し上げます。本当に大変お世話になりました。
 そして昨年、9月1日付で、大阪警察病院の第一病院長に就任させていただきました。大阪警察病院は80年以上の伝統の下、府医の先生方と連携し、大阪の地域医療・高度な医療の提供はもとより、医師や医療従事者の育成にも多大なる貢献をしてきた病院であります。30年に「医療法人警和会」へと発展し、現在の建物の立て直しのタイミングで、NTT西日本大阪病院との合併により新病院建設が始まっており、令和6年10月には竣工の予定になっております。そのような背景の中で、私が赴任させていただくことになりました。府医の中にあって、これまでも勤務医部会長を仰せつかってきましたが、更に地域連携や人材育成、先進医療・高度医療、国際貢献の面から、府医のお役に立てればと思っております。
 COVID―19のパンデミックもまだまだ出口が見えない状況ですが、ウィズコロナ、アフターコロナに立ち向かい、対応可能なサステナブルな新しい世界が築かれていくためにも、府医の果たす役割は、これからますます大きくなるものと思われます。茂松会長をはじめ、府医の先生方には本当にお世話になるばかりですが、今後とも学術的貢献や働き方改革、専門医制度等に貢献できればと思っております。
 令和4年は良い年になることを祈念しつつ、少しでも府医のためにお役に立てるように頑張りますので、何とぞよろしくお願いいたします。