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府医ニュース

2021年12月1日 第2984号

 ◆接種関係者の懸命の努力により、新型コロナワクチンの2回目までの接種は、現在のところ、ほぼ順調に進んでおり、今夏までにすでに2回の接種を終了した高齢者からは、早くも3回目の接種についての問い合わせが相次いでいる。
 ◆しかし、接種の時期やワクチンの選定、配付方法等は、国の方針が幾度も変更され、その度に自治体を始め現場の混乱を招く事態となった。
 ◆季節性インフルエンザの予防接種も始まったが、今年はワクチンの供給量の不足が指摘されている上に、納入の遅れも見られる。そのため、医療機関での予定通りの接種が、各地で困難になっている。
 ◆更に日本脳炎等のワクチンの供給不足もいまだに解消されていない。
 ◆我が国はワクチン後進国と言われているが、現在も毎年ワクチンについての混乱が起きており、改善されているとは言い難い。
 ◆今回の新型コロナワクチン接種は結果的に、接種率においては成功しているようであるが、今後もワクチンに悩まされる日々が、まだまだ続きそうである。(浩)