TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ

本日休診

新型コロナワクチン体験記

府医ニュース

2021年5月26日 第2965号

 現在、医療従事者への新型コロナワクチン接種が進行中です。
 これは、私の個人的なワクチン体験記です。
 1回目。翌日、日中は少し打ったところあたりに違和感がある程度でした。土曜日だったので午前中で診療終了。1回目だし、これで済むのだろうと思っていたら、夜、何だか体が熱いと感じ、熱を測ったら38度以上ありました。熱いと感じるだけで風邪の発熱の時のような倦怠感はありませんでした。最高38.8度まで上昇。早く就寝しました。
 翌朝、目覚めたら、熱は下がりスッキリしていました。先に打った病院勤務の医療従事者である友人によれば、周囲で1回目から高熱が出たのは、20代の女性だけとのこと。「20代と同じか」とちょっと気分が良かったです。
 2回目。翌日は土曜日、朝から38.3度。突然「本日休診」にもできず、アセトアミノフェンを飲んで熱を下げて午前中診療。その時点では、熱さえ下げれば動けていました。
 帰宅後、更に熱が上がり39度近くになり、起きていられなくなりました。翌日曜日は37度台に下がりましたが、倦怠感で起きられませんでした。本欄の締め切りを明日に控え、どうなることかと思いましたが、夕方になり、ようやく起きられるようになりました。
 月曜日の朝は、よく寝たためかいつもより元気なぐらいになっていました。
 私は副反応と分かっているので不安はなかったのですが、これから高齢者に始まり、一般の人達への接種が進んでいく中で、副反応についての説明や対応が重要であると今回の体験から一層思いました。
(瞳)