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医師・医療関係者のみなさまへ

府医ニュースCGデザインコンテスト表彰式

府医ニュース

2021年2月3日 第2954号

「若い感性」医師会活動に

 コロナ禍で開催が危ぶまれる中、第2回となる「大阪府医ニュースCGデザインコンテスト」が実施され、府医会長賞を受賞した作品が本紙新年号の第8面を彩った。これに先立ち、当コンテストの表彰式を令和2年12月12日午後、府医会館で開催。受賞者をたたえるとともに今後の活躍にエールを送った。

 当日は阪本栄理事の司会で始まり、まず茂松茂人会長があいさつ。コンテストは、「若い世代に医師会を知ってもらいたい」と考えたことが始まりであり、今回、前回の3倍近い数の作品が寄せられたことを大変喜んでいる。また、医師会活動に若い感性を取り入れることは重要であり、医師会として「良い変革」をしながら、「今まで以上に、適切な健康情報を発信していきたい」と述べた。

本紙・益田委員長が受賞作品を講評

 益田元子・本紙編集委員会委員長はまず、力作ぞろいで審査が遅れたことを深謝。その後、講評を行った。会長賞を受賞した岸上遥香さん(近畿コンピュータ電子専門学校)の作品は、絵の構図や手法、色彩感、技術すべてで習熟した印象を受けたと言及。また、作品の牛の目が「『来年』について、観る者に問いかけているようだ」と評した。副会長賞の荒井柚真さん(HAL大阪)の作品は、美しく洗練された意匠だと評価。全体の構図はもとより、「丑」の表現方法が秀逸であったと語った。同じく竹本佑貴さん(同)のデザインは、穏やかで落ち着きのある作風と表現。コロナ禍をテーマにしつつも見る側を和ませるアイデアが盛り込まれていたとたたえた。
 その後、記念撮影を行い、播村佳昭・本紙編集委員会副委員長が閉会あいさつ。若いクリエーターの将来に期待を込めた。

〇大阪府医師会長賞

岸上さん受賞コメント:人と似たような作品ではなく、コラージュで自分らしく表現したいと思いました。今回の受賞は今後の自信になると思います。ありがとうございました。

〇大阪府医師会副会長賞

荒井さん受賞コメント:作品を作る際に盛り込む要素が少なく、どうすればコンセプトを伝えられるかをイメージして制作しました。受賞はツイッターを見た友人から聞き、非常に喜びました。

竹本さん受賞コメント:コロナ禍でたいへんな時期ですが、少しでもポジティブなイメージを持ってもらえるよう明るい配色を心がけました。賞をもらう経験は初めてで、今後の自信にしたいと思います。