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将棋部だより

1月例会の成績 手島が全勝優勝

府医ニュース

2021年2月3日 第2954号

 1月17日に今年最初の例会を、大阪市中央区谷町の大阪府社会福祉会館で開催した。緊急事態宣言が発出されていたが、昨年と異なり部屋を借りることができた。寒さが戻った曇り日だった。
 「怠らず行かば千里の外も見む牛の歩みのよし遅くとも」という古歌がある。夏目漱石が気に入っていた。我々は今年もたゆまぬ努力を続けて、少しでも棋力を向上させたい。
 参加者は11人で、近年では最も多かった。全員コンディションが良く、がっぷり組んで押し合う長期戦となる場合が多かった。
 今回は手島七段(和泉市)の出来が特に良かった。非勢に陥る場面が無いままで白星を重ね、全勝優勝を果たした。3勝1敗は3人いて、規定により柿原三段(堺市)が2位、青谷三段(高槻市)が3位になった。他の参加者は、松村六段(池田病院/東大阪市)、伊藤五段(野崎徳洲会病院/大東市)、東森五段(平野区)、山中五段(福島区)、濱田五段(東住吉区)、佐野五段(豊中市)、準会員五段、準会員二段だった。
 昼休みに昨年の成績優秀者等を表彰した。年間最多勝利賞を獲得したのは、13勝3敗の松村だった。例会を一度欠席したにもかかわらず、実力を発揮して大きく勝ち越した。2位は12勝7敗1分の手島、3位には9勝11敗の伊藤と準会員二段がなった。皆勤は手島、伊藤、準会員二段の3人。敢闘賞は山中に贈られた。
 昭和39年の東京オリンピックで、女子バレーボールチームの監督だった大松博文氏は、「意味とは作るものである。行為によって生まれるものである」と述べた。我々は将棋の修行を積み重ねることによって、自らの人生に新しい意味を付け加えていくのである。

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 手島愛雄(和泉市)