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医師・医療関係者のみなさまへ

布施医師会 脳の健康教室

府医ニュース

2020年9月16日 第2940号

認知症予防に一役

 布施医師会(松山浩吉会長)は8月18日午後、東大阪市内で「脳の健康教室――頑張るのぉ2020」を開催。これは、同市の一般介護予防事業として昨年度より同医師会が受託している。今年は新型コロナウイルス感染防止の観点から、一度に参加できる人数を減らして3部制で行うなど、様々な感染防止策を講じながら実施。市民ら約30人が、4カ月間にわたりプログラムに参加する。
 冒頭、布施医師会理事の田仲みすず氏は、参加者に謝意を示すとともに、「今後も健康教室を続けていきたい」とあいさつ。また、今年度も健康に関する悩みに個別に応じたいとし、気軽に相談してほしいと述べた。
 続いて、2人ずつのグループに分かれた参加者らが「脳のトレーニング」として、▽音読▽計算▽数字を記した盤に同じ数字のコマを置いていく「100の数字盤」――にチャレンジ。完遂までの時間を測り、ボランティアで参加しているサポーターが記録した。当日は36度を超える気温で、コロナ対策とあわせて熱中症への注意も喚起。十分に水分を取りながら、課題が進められた。会場では随時、田仲氏やサポーターから明るく声かけがあり、参加者らは笑顔で取り組んでいた。
 最後に、松山・布施医師会長、柏井朗・同副会長が登壇。最終日まで元気に出席してほしいと呼びかけた。