TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ

大阪府医師国保 第1回通常組合会

府医ニュース

2020年9月2日 第2939号

新型コロナの傷病手当金などを承認

 大阪府医師国民健康保険組合(理事長=茂松茂人・大阪府医師会長)は7月30日午後、大阪府医師協同組合本館で令和2年度第1回通常組合会を開催。元年度事業報告、同歳入歳出決算および組合規約の一部改正などが審議された。
 冒頭、砂川満議長が組合会の開会を宣言し、茂松理事長があいさつ。今回は例年の審議事項のほか、国の財政支援策である「新型コロナウイルス感染症に特化した傷病手当金」にかかる規約改正の審議を予定していることに触れた。更に、今後は、感染拡大に伴う給与収入減少者への保険料減免措置、オンライン資格確認制度への対応など様々な課題へ取り組む必要性を示唆した。
 なお、元年度決算においては、実質単年度収支が約3億円の赤字になると言及。国庫補助金削減の中、前年度まで3年連続黒字であったことから同年度の保険料を据え置いた結果としながらも、一番の問題に被保険者数の減少を懸念し、今後この問題へも積極的に取り組みたいと力を込めた。また、新型コロナ関連で医療現場での課題が山積している中、医師国保の適切な運営に努めたいとし、一層の支援を求めた。
 続いて、山田晃久副理事長らが、令和2年4月以降の事業経過などを報告。議事では、豊田紘生副理事長および廣瀬一史理事から、元年度の▽事業報告▽歳入歳出決算▽決算余剰金処分――について提案。また、豊田副理事長および長等理事から▽同組合規約の一部改正▽新型コロナに特化した傷病手当金▽組合加入地区の拡大――の提案があり、いずれも挙手多数で承認された。