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医師・医療関係者のみなさまへ

学校保健担当理事連絡協議会

府医ニュース

2020年8月26日 第2938号

令和2年度第1回郡市区医師会
腎臓疾患の教育ツールを紹介

 令和2年度第1回郡市区医師会学校保健担当理事連絡協議会が7月9日午後、大阪府医師会館で開催され、各医師会の担当役員ら60人が出席した。
 中尾正俊・府医学校医部会長(府医副会長)が司会進行を務め、はじめに茂松茂人会長があいさつ。新型コロナウイルス感染症の影響で学校では授業と感染予防との両立が求められているとし、学校保健の役割の重要性を強調した。また「学校保健の現場は社会の縮図である」と述べ、長引く休校による児童虐待などの様々な課題に、速やかに対処していきたいと力を込めた。
 議事では、森口久子・同副部会長(府医理事)より令和2年度の事業計画が説明された後、教育ツールの新規作成分として、藤丸季可氏(大阪市立総合医療センター小児総合診療科副部長)が「じんぞう(腎臓)とは(学童用)」について、赤澤英樹氏(あかざわ小児科院長)より「生徒・児童用 腎臓疾患を疑う症状」の概要に関して紹介された。また、ブロック別部会常任委員会委員の推薦が行われた。
 その後、元年度会務報告と指定学校医制度認定および更新状況が示されたほか、富山県医師会が担当する第51回全国学校保健・学校医大会の開催方法の変更を報告。今年度は現地開催とウェブを併用した「ハイブリッド方式で行う」とした。また、国立成育医療研究センターが実施した「コロナ×こどもアンケート」の中間報告を提示し、学校生活の重要性を説いた。最後に、市町村医療的ケア等実施体制構築に係る専門家等派遣の概要について説明がなされた。